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長生殿、越の雪、山川。知っておきたい「日本三大銘菓」とは?
全国各地にある和菓子に、日本三大銘菓というものがあるのを知っていますか?名前の通り、日本を代表する3つのお菓子なんです。この記事では、日本三大銘菓の長生殿、越の雪、山川について、歴史・特徴・味わいなどをご紹介します。
日本三大銘菓は次の3つ
石川県 | 森八「長生殿(ちょうせいでん) |
新潟県 | 越乃雪本舗大和屋「越乃雪(こしのゆき)」 |
島根県 | 風流堂「山川(やまかわ)」 |
日本三大銘菓の由来は?誰が決めた?
残念ながら、三大銘菓がいつごろ誕生し誰が決めたのかなど、正確なことはわかっていません。「森八」に伝わる説によると「江戸時代の参勤交代の折、全国の名産品が江戸城中で献上された際に、特に優れた物が自然に選ばれていった」のだそう。
落雁とは?
三大銘菓のうち、長生殿と山川は、干菓子の一種で「落雁(らくがん)」とよばれる和菓子。干菓子は、水分が10%以下の、乾燥したお菓子の総称です。(参考:「和菓子の世界」中山圭子著)
一般的に落雁は、砂糖と落雁粉(もち米粉)などの穀物粉を混ぜ合わせたものを木型に押し込めて、打ち固めるなどして成型したお菓子のことをいいます。材料から想像できるように、しっかりした甘味が特徴的で、昔からお茶の席のお菓子として愛用されてきました。
材料や作り方の種類はそれほど多くないものの、デザインはお店ごとに動物や植物をモチーフにするなど多種多様で、見て楽しむ和菓子ともいえますね。
一方で、越乃雪も干菓子の一種ですが落雁ではなく、原材料・製法がほかの2つと異なります。詳細は後ほど。
一般的に落雁は、砂糖と落雁粉(もち米粉)などの穀物粉を混ぜ合わせたものを木型に押し込めて、打ち固めるなどして成型したお菓子のことをいいます。材料から想像できるように、しっかりした甘味が特徴的で、昔からお茶の席のお菓子として愛用されてきました。
材料や作り方の種類はそれほど多くないものの、デザインはお店ごとに動物や植物をモチーフにするなど多種多様で、見て楽しむ和菓子ともいえますね。
一方で、越乃雪も干菓子の一種ですが落雁ではなく、原材料・製法がほかの2つと異なります。詳細は後ほど。
1. 金沢の代表銘菓「長生殿」(森八)
献上品や進物品として、また茶菓として愛されてきた銘菓「長生殿(ちょうせいでん)」。創業1625年(寛永2年)の森八が作る落雁です。北陸産のもち米と徳島産の阿波和三盆糖が使用されています。
見るからに気品の漂う姿の長生殿は、いまや日本の和菓子文化になくてはならない存在といえるでしょう。昔ながらの製法で、何百年もの間、変わらぬ味が受け継がれています。
見るからに気品の漂う姿の長生殿は、いまや日本の和菓子文化になくてはならない存在といえるでしょう。昔ながらの製法で、何百年もの間、変わらぬ味が受け継がれています。
表面に刻まれているのは篆書体(てんしょたい)による「長生殿」の文字。重厚で歴史の重みを感じる姿ですが、味はじつに軽やかです。パキッとひと口サイズに割り、口の中に入れておくと、じわじわとゆっくり溶けていきます。
雑味をまったく感じない、上品で深みのある和三盆糖の甘さ。この味を江戸時代の人たちも味わっていたのかと思うと、感慨深いものがあります。金沢に伝わる、日本を代表する落雁を、ぜひ一度味わってみてほしいです。
雑味をまったく感じない、上品で深みのある和三盆糖の甘さ。この味を江戸時代の人たちも味わっていたのかと思うと、感慨深いものがあります。金沢に伝わる、日本を代表する落雁を、ぜひ一度味わってみてほしいです。
森八と長生殿の歴史について
森八:森八の創業は1625年(寛永二年)。加賀藩三代藩主・前田利常公の命により、藩御用菓子司を務めたのが始まりです。その後、代々加賀藩の御用を務め、2020年現在、395年が経過しております。
長生殿は、寛永年間(1624~1644年)に前田利常公の創意と、茶人・小堀遠州(えんしゅう)公の命名と直筆の文字によって誕生いたしました。
長生殿は、寛永年間(1624~1644年)に前田利常公の創意と、茶人・小堀遠州(えんしゅう)公の命名と直筆の文字によって誕生いたしました。
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