越乃雪の作り方

Photo by 越乃雪本舗大和屋

越乃雪本舗大和屋:一般的に、落雁は木型に入れた材料を打ち出して製造します。対して越乃雪は、混ぜ合わせた材料を軽く押し、空気中の水分で固めています。そのため、すっと溶けるような口どけになります。盆地で湿気の多い越後長岡だからこそ出せる食感です。

越乃雪の原材料、製法は昔からまったく変わっておりません。味や配合もまったく同じで、製造は手作りです。

もちろん、時代によって変わっている部分もあります。原材料のもち米の粉を製造する際に使う道具が、石臼から機械化しました。また、越乃雪の製造に欠かせない刃物も変えたのです。与板の刀鍛冶のものが手に入らなくなり、金物・刃物で有名な燕三条でオーダーしたものに変更しました。

「越乃雪」の商品情報

賞味期限

製造日より20日

購入できる場所

越乃雪本舗大和屋本店、新潟駅、新潟伊勢丹、アピタ長岡古正寺店などで購入できます。

おすすめポイント

  1. 1778年に新潟県長岡市で創業した老舗和菓子屋
  2. 日本三大銘菓の「越乃雪」は上品な甘さでお土産としても人気

3. 茶の湯文化を代表する島根「山川」(風流堂)

Photo by 風流堂

1890年創業の風流堂が手がける「山川(やまかわ)」。江戸時代の松江藩主、また茶人でもあった、松平治郷(はるさと)が考案した和菓子です。わずかな文献をもとに、風流堂の2代目が大正時代に復活させたんですよ。

山川は落雁粉・砂糖・塩を使用した落雁。風流堂以外の複数店でも作られており、茶の湯文化が根付く松江の代表銘菓として愛されています。

Photo by 嶋田コータロー

1枚入1,058円(税込)~
山川は、紅白2本並んだ状態で箱に入っています。紅は紅葉の山を、白は川を表しているんですよ。この見た目、初めて食べるときは「どうやって食べたらいいのかな?」と気になるかもしれませんね。

すでに切れ目が入っているので、簡単に手で割くことができますよ。

Photo by 嶋田コータロー

落雁といえば、硬いお菓子というイメージがありますが、山川は違います。“むにっ” “もぎゅっ”とした、少しやわらかみのある食感です。しっとりした口当たりと、口の中で少しずつ溶けていく感覚がなんともいえません。

茶の席で使用されてきたお菓子というだけのことあって、しっかりと甘味のあるお菓子ですが、ほんのり塩気があるのでしつこくありません。お茶はもちろんのこと、コーヒーと合わせてもおいしく食べられますよ♪

日本三大和菓子処でもある松江の銘菓を、ぜひ一度味わってみてください。

「山川」の商品情報

賞味期限

11日

購入できる場所

風流堂の直営店舗などで購入できます。

おすすめポイント

  1. 1890年に島根県で創業した和菓子屋
  2. ひと口サイズの「山川古今」もおすすめ
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