「外はしっとり中はとろ~り」食感を生む秘密!

Photo by 嶋田コータロー

カステラ生地の中は、半熟でとろとろ!外側はしっとりふわふわのカステラなのですが、中心部だけがクリームのようです。

どうすればこのような仕上がりになるのか、気になりますね。

中心部だけとろっとしているのが不思議です。焼き方を教えてください。

Photo by 菓秀苑 森長

若杉:生カステラを作る際は、最初に温度を極限まで上げてまわりを固め、そのあとゆっくり蒸し焼きにします。製造担当の試作やオーブンのチューニングによって、絶妙にとろける状態を作ることができます。

焼く時間が数十秒ずれると固まってしまうので、焼成(焼くこと)の温度管理が重要です。とろけ具合を安定化させるのが、特にむずかしい部分でした。

濃厚で卵のコクがしっかりとした味わい♪

Photo by 嶋田コータロー

試行錯誤をへて完成された「半熟生カステラ」。半熟のとろりとした食感と、卵の鮮やか黄色が食欲をそそりますね♪ 卵黄が2倍使われているだけのことはあり、とても濃厚な味わいです。

卵には、長崎県産のブランド卵「太陽卵」を使用。卵の味がしっかり出ていて、コクがあります。ふわっとした生地ととろりとした食感のギャップがたまりませんね。

ワンホール直径15cmですが、あっという間になくなりそう♪ 写真のプレーンタイプのほかに、ダブルチーズ・メープル・ショコラがありますよ。

半熟生カステラのおいしい食べ方!

Photo by 菓秀苑 森長

半熟生カステラは冷凍状態で販売されているので、解凍してから食べましょう。おいしく食べるコツは、以下のふたつ。

解凍する前にカットする

生地の中が半熟のため、解凍する前に切っておくと、火がしっかり通っている場所と半熟の場所のコントラストがはっきりしておいしく食べられますよ。

冷蔵庫で約2時間解凍する

筆者は、絶妙のとろとろ状態で食べるのがベストだと感じました。そのためには、解凍時間がかなり重要。冷蔵庫で約2時間が食べごろですよ。時間が短いと、生地が固くて、ふわっとした食感を楽しめないので注意してくださいね。食べる分だけ解凍して、残りは再冷凍できます。
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