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長崎「菓秀苑 森長」による新しいお土産「生カステラ」
カステラといえば、長崎県のお土産として有名。約400年前にポルトガルから伝わったお菓子で、卵の風味がおいしい焼き菓子です。
この記事では、そんなカステラの生タイプ「半熟生カステラ」を紹介します。半熟生カステラを作る、長崎県諫早(いさはや)市の「菓秀苑 森長(かしゅうえん もりちょう)」の方にお話しをお聞きしましたよ。
長崎の珍しいお土産を食べたい人や、ひと味違ったカステラをお取り寄せしたい人は要チェック!
この記事では、そんなカステラの生タイプ「半熟生カステラ」を紹介します。半熟生カステラを作る、長崎県諫早(いさはや)市の「菓秀苑 森長(かしゅうえん もりちょう)」の方にお話しをお聞きしましたよ。
長崎の珍しいお土産を食べたい人や、ひと味違ったカステラをお取り寄せしたい人は要チェック!
生カステラとは?カステラとどう違うの?
カステラの生と聞いて「一体、どうやって作っているんだろう」「ふつうのカステラと、どう違うんだろう」と気になりますよね。半熟生カステラについて、菓秀苑 森長の経営企画室室長である若杉和哉さんにお聞きしました。
通常のカステラと比べて、どのような違いがあるのでしょうか?
若杉さん(以下、若杉):原材料はほぼ同じですが、半熟生カステラの場合はコラーゲンが入ります。材料の分量は、通常のカステラと比べ、卵黄が2倍になります。
大きく異なるのが、焼く温度や製法です。生地が固まる寸前に窯から出し、中に火を通しながらも、とろける状態を保つのがポイントです。半熟の目玉焼きのようなイメージですね。
生地の中をとろける状態にするために、カステラの形が直方体ではなく丸型というのも、通常のカステラと違います。
大きく異なるのが、焼く温度や製法です。生地が固まる寸前に窯から出し、中に火を通しながらも、とろける状態を保つのがポイントです。半熟の目玉焼きのようなイメージですね。
生地の中をとろける状態にするために、カステラの形が直方体ではなく丸型というのも、通常のカステラと違います。
誕生秘話!「生」ブームに目をつけて大ブレイク
いまでこそ“生カステラ”と名の付く商品はたくさんありますが、実はその草分けが菓秀苑 森長の「半熟生カステラ」。始まりは、カステラの原型といわれている「ポンドロー」を参考にして作ったお菓子です。
カステラの生タイプを作ろうと考えた、いきさつを教えてください。
若杉:2009年当時、何か目玉になる商品が欲しかったため、現社長と商品開発担当の私で、試行錯誤を続けていました。
その当時、生キャラメルが脚光を浴びていて「生」ブームが起こっており、カステラでも「生」ができないかと考えたのが、きっかけです。
実は、過去に「生焼けポンドロー」という商品を開発していましたが、冷凍技術が発達していなかったため、販売中止になっていたんです。
その商品をリメイクし「とろける生カステラ」(現在の半熟生カステラ)として、発案から1ヶ月半ほどで販売を開始しました。
その当時、生キャラメルが脚光を浴びていて「生」ブームが起こっており、カステラでも「生」ができないかと考えたのが、きっかけです。
実は、過去に「生焼けポンドロー」という商品を開発していましたが、冷凍技術が発達していなかったため、販売中止になっていたんです。
その商品をリメイクし「とろける生カステラ」(現在の半熟生カステラ)として、発案から1ヶ月半ほどで販売を開始しました。
10秒に1個売れるほどの大反響!
半熟生カステラは発売初日から大人気で、大阪梅田の催事では、なんと10秒に1個の速さで売れたそうです。その後、“100社近くが生カステラを作り始めた”と若杉さんがおっしゃっていたので、「半熟生カステラ」は、まさに生カステラの元祖と言えますね。
2009年の発売以来、シリーズ商品が累計35万個販売されています。現在では、タイのカフェレストランでデザートとして採用されるなど、海を越えて愛されているんですよ。
2009年の発売以来、シリーズ商品が累計35万個販売されています。現在では、タイのカフェレストランでデザートとして採用されるなど、海を越えて愛されているんですよ。
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