適切な水分補給をおこなう

暑い時期の水分の摂り方のポイントは「はやめ・こまめ」です。のどの渇きを感じたときには、すでに脱水がはじまっている状態。特に、のどの渇きを感じるまでに時間がかかる高齢者や、体温調節機能が未熟な子どもには気を付けて水分補給を促してあげましょう。

一日に必要な水分量は、活動量が少ない人で一日2.3~2.5L程度、活動量が多い人で一日3.3~3.5L程度が必要と言われています。しかし、暑い季節には汗で水分が体外に排出されてしまうので、普段より多い量の水分補給が必要になってきます。一回に飲む量は少なくていいので、こまめに水分補給をしましょう。(※1,6)

糖質の摂り過ぎに注意する

スポーツドリンクにはグラス1杯(約190ml)に糖質9.7g、オレンジジュースにはグラス1杯(約190ml)に糖質20.0g含まれています。日常の水分補給として、これらの飲み物を水と同じようにたくさん飲むと、多量に糖質を摂取することになってしまい肥満の原因となることも。(※7,8)

日常の水分補給には、水やお茶が適していますが、暑い環境や運動するときにはスポーツドリンクがおすすめです。汗をかきやすい状況下では体液を薄めてしまわないように、電解質を含んだ水分が望ましいですよ。状況に応じた飲み物で水分摂取を心がけましょう。(※9)

夏バテを対策するために生活習慣も見直そう

一日3食を規則正しくとる

一日3食を規則正しくとるようにしましょう。食事を規則正しくとることで、生活リズムも整いやすくなります。

また、3食とることで、一日トータルで見た栄養摂取のバランスがよくなりますよ。1食のなかでバランスを整えることも大切ですが、一日のトータルで栄養摂取を見るようにすると、より手軽に感じますね。

睡眠をしっかりとる

日中の疲れをとるためにも、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。よく眠るためには、室内を快適な環境に整えることが重要です。エアコンや扇風機、ひんやりグッズを上手に取り入れて快適な環境をつくってみましょう。

体の冷やしすぎを防ぐために、エアコンは1~2時間でスイッチが切れるように設定し、扇風機の風は直接体に当たらないように工夫してみてくださいね。(※1)

冷房の使い過ぎに気を付ける

冷房の使いすぎによって体が冷えたり、室内外の温度差で自律神経が乱れたりすることで、だるさを感じるようになってしまいます。

冷房を使って室内を快適な温度に保つのは大切なことですが、冷やしすぎると夏バテの症状を引き起こす可能性があるので要注意。室内の設定温度は28度、湿度は50〜60度を目安に、エアコンや扇風機を利用しましょう。(※1,10)
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