ライター : 佐々木 梓

管理栄養士

ローストビーフのカロリーは高い?

ローストビーフ100gあたりのカロリーは190kcal、糖質は0.9gです。

ローストビーフの材料となる牛肉は、ジューシーでカロリーが高いイメージがあるかもしれません。しかしローストビーフは、牛肉のなかでも脂肪の少ない赤身の部分を使って作られるため、その分低カロリー。また、肉類は全般的に低糖質な食品です。(※1)

ローストビーフのカロリーや糖質量

重量カロリー糖質量
ローストビーフ 1枚/13g25kcal0.1g
ローストビーフ 1人前/39g74kcal0.4g
(※1,2)

ほかの肉加工品(100gあたり)と比べてみると

種類カロリー糖質量
ローストビーフ190kcal0.9g
ロースハム211kcal 2.0g
ベーコン400kcal0.3g
コンビーフ191kcal1.7g
(※1)
ローストビーフ100gあたりのカロリー190kcal、糖質0.9gと比較してみると、ローストビーフとコンビーフのカロリーは同程度。脂肪の多いベーコンと比べると、半分程度のカロリーです。

糖質を比べると、コンビーフの缶詰よりも、ローストビーフのほうが低糖質であることが分かります。

ローストビーフの栄養

栄養

  1. 筋肉の材料になる「たんぱく質」
  2. 赤血球の材料になる「鉄分」
  3. 新陳代謝に関わる「亜鉛」
  4. 代謝に関わる「ビタミンB群」

筋肉の材料になる「たんぱく質」

ローストビーフ100gあたり、21.7gのたんぱく質が含まれます。

たんぱく質は筋肉や臓器、皮膚など、体を作るもとになる栄養素です。さらにホルモンや酵素など、体の機能を調節する役割にも関わっています。ローストビーフをはじめとする肉類のたんぱく質は、体の中で利用されやすく、良質なたんぱく質であると言われています。(※1,3)

赤血球の材料になる「鉄分」

ローストビーフ100gあたり、2.3mgの鉄分が含まれます。

鉄分は血液中に含まれる赤血球の一部となる栄養素です。鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があります。肉類に含まれる鉄はヘム鉄で、植物性の食品に含まれる非ヘム鉄に比べると、体に吸収されやすいです。吸収されにくい非ヘム鉄も、肉類に含まれる動物性たんぱく質と一緒に摂ることで、吸収されやすくなります。(※1,4)
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