ワット数による電気代の違い

電子レンジのワット数が高いと、電気代も高くなりそうですよね。東京都の平均電気単価(30円)で計算してみると、500Wで1時間加熱したとき、電気代は15円かかるのに対し、1000Wで同じ時間温めたときの電気代は30円になります。

こう見ると、1000Wの電気代のほうがやはり高いですよね。しかし、ワット数が高ければ温め時間は短くなるので、実際の電気代はあまり変わりません。

電気代の計算式は、「(消費電力÷1,000)×時間×契約している電気の単価料金」です。興味がある方は、ぜひ計算してみてください。

電子レンジで上手に温めるコツ

食べ物を置く位置

電子レンジにはターンテーブル式、フラット式の2種類があります。ターンテーブル式の電子レンジは、食べ物をターンテーブルの外側にのせ、フラット式は、食べ物を真ん中に置くと効率よく温まります。正しい位置に置くことで、温まる速度が早くなるので、電気代の節約にもなりますよ。

電子レンジに食べ物を詰め込みすぎない

食べ物を置く位置で温まり方が変わる電子レンジ。正しい場所に置けるように、庫内には食べ物を詰め込みすぎないのもポイントです。一度にたくさん温めようとせず、数回に分けて加熱すると温まりやすく、結果的に時短で仕上げることができます。

ラップの有無

食べ物を温めるとき、ラップをするかしないか迷うときってありますよね。実際、ラップをすると水分や熱が逃げていかないので加熱効率が上がります。また、食べ物の油や水分が飛び散るのも防いでくれますよ。

しかし、天ぷらやフライドチキンなどの揚げ物は、ラップをせず水分を飛ばしたほうがサクッ、カリッとした食感に仕上がります。食べ物の特徴に合わせてラップの有無を決めてみてください。

ワット数を理解して、電子レンジを賢く使おう♪

電子レンジのワット数、そこまで気にしてこなかったという人も多いのではないでしょうか。食べ物のパッケージに記載されている指示に従って適切なワット数と時間で温めると、食べ物の食感やおいしさが驚くほど変わりますよ。

電子レンジはでき合いのものを温めるだけではなく、お料理の下ごしらえでも活躍してくれます。正しく使って、毎日のお料理をもっとおいしくしてみませんか?
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