ライター : macaroni_review

本当においしいインスタント袋麺を発見

Photo by macaroni

全国には実にさまざまなインスタントラーメンが存在しますが、この記事では福岡生まれ福岡育ちの袋麺「ラー麦 福岡とまとラーメン」をご紹介します。

最近はトマトラーメンの専門店も増えましたが、まだ食べたことがないという人も多いのでは?トマトには旨み成分の代表格・グルタミン酸がたっぷり。この旨みがラーメンに加わると、想像以上のおいしい相乗効果が生まれるんです。
▼macaroni編集部のおすすめにランクイン!

トマトの王様 “桃太郎” 使用!「福岡とまとラーメン」

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「ラー麦 福岡とまとラーメン」324円(税込)
「福岡とまとラーメン」は、うきは市や久留米市を中心に栽培される桃太郎トマトを使った、ご当地ラーメン。桃太郎トマトといえば、トマト界に革命を起こしたとまで言われる伝説のブランドトマトで、おいしいトマトの三大要素「甘み」「酸味」「旨み」のバランスがよいとされる品種です。

そんなブランドトマトがラーメンに使われているだなんて……!しかもパッケージには「桃太郎100%使用スープ」とあります。これは、どの程度トマトみが強いのか気になりますね。

ちなみにスープは、鶏がらに昆布のエキスを合わせたダブルスープ。いや、ここにトマトの旨みが加わるから、トリプルスープといったほうが正しいかもしれませんね。

ラーメン専用小麦使用のこだわり麺

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福岡生まれなのはトマトだけにあらず。実は、麺にも福岡で生まれた小麦が使われています。

ラーメン用小麦粉の「ラー麦」を使用し、熟成を重ねて長時間丁寧に乾燥させた特製麺とのことで、そのコシや風味が気になるところですね。

おいしい作り方

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内容:麺、スープ
作り方
1.
たっぷりの熱湯(800cc以上推奨)に麺をほぐしながら加え、3分ゆでる。
2.
丼にスープを入れ、270ccの熱湯を注いでよく溶かす。
3.
ゆであがった麺を湯切りし、スープの入った丼に盛り付けて完成。

【作るときのポイント】
小麦選びからこだわった麺は、規定時間通りしっかりと3分ゆでましょう。きちんとコシがあるので、あえてゆで時間を短くする必要はありません。

さっそく試食!気になるトマト感は…?

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トマトを使ったラーメンということで、スープは赤いもの、と思い込んでいましたが、一般的なラーメンとそう変わりません。見た目は醤油と塩の間のような、ごくごく普通のラーメンスープのようです。しかし、このスープがすごかった……!

ひと口飲んだ瞬間、トマトのガツンとした旨みとさわやかな酸味が口の中を駆け抜けていきます。味をひとことで表現するならば、 “辛みのないサンラータン” のような味わいです。赤くないのに味と香りはトマトで、これまで体験したことがないような、かなり不思議な感覚。トマトだけにイタリアンっぽい感じもしますね。

麺をゆでたお湯とは別のお湯でスープを作ることで、旨みをすっきりと感じることができます。あの別ゆではこのためだったか、と納得。

麺のコシが格別!

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スープのおいしさに気を取られていましたが、麺のコシがとにかくすごい。インスタントというと麺はそれなりというものが少なくないなか、チープさを一切感じさせない上品なのど越し。さすが、ラーメン専用小麦粉「ラー麦」を使っているだけあります。

細めのストレート麺とトマト味のスープのバランスが絶妙で、麺とスープ、どちらが出すぎることもなく、どちらの魅力が消えてしまうこともない、いい関係です。しかも、脂っぽくないので、ラーメン特有の罪悪感を一切感じません!これはかなりうれしいポイントですよ。

上品な見た目の細めストレート麺は、実はすすって食べやすい絶妙な太さ。安心してズズッとすすれます。レンゲにスープと麺で “ミニラーメン” を作って食べると、なお最高。この食べ方、強くおすすめします。
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