昆布巻き

古くから「こぶまき」の「こぶ」は「よろこぶ」に通ずるとして、縁起がよいとハレの日に振舞われることの多い食でした。また、子孫繁栄の願いを込めて食されることもあります。中に巻く食材は地域によっても違いがありますが、ニシンや鮭が一般的でしょう。

かまぼこ

おせちといったらかまぼこ!紅白のかまぼこはお祝いの席にもピッタリですよね♪ そんなかまぼこは、やっぱり紅白の色合いがめでたさを表しているという理由から、おせちのラインナップに加わっています。ちなみに赤は魔除け、白は清浄という意味があるのだとか。

栗きんとん

黄金に輝く栗きんとんは見た目の通り、金運に関する願いが込められたひと品です。栗きんとんを黄金にたとえ、豊かな一年となりますようにと願ったのです。栗も昔から縁起物とされていました。

伊達巻き

小さい子が特に大好きな伊達巻。形がどこか巻物に似ているとおもいませんか? そこから伊達巻という名がついたという説がありますが、それにちなみ、知識が増えるように、頭がよくなるようにという願いを込めたひと品です。

二の重に詰めるもの

二の重は焼き物と酢の物を詰めます。焼き物は縁起のいい海の幸が使われ、えびやぶり、鯛の焼き物が一般的です。酢の物はなますや酢だこなど。大味の焼き物や一の重の甘みの強いものの途中で、口の中をさっぱりさせる役割をしてくれます。

紅白なます

かまぼこと同じく、赤と白の色合いが縁起がいいとして、おせちの定番となっている紅白なます。細長い見た目から水引にも似ているため、平和を願う意味もあるのだとか。また、にんじん、大根とどちらも根菜ということから、深く根をはりますようにとの願いも込められています。
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