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おせち料理にはひとつひとつ意味がある!
お正月の行事食といえばおせち料理。丁寧に作られたさまざまなおせち料理たちがお重にきれいに詰められているのを見ると、なんだかワクワクしちゃいますよね♪
今では当たり前にお正月の食べ物として根付いていますが、はじまりは奈良時代に中国から伝わってきたといわれています。はじめは貴族たちが節句を祝うためのご飯でしたが、次第に庶民にも節句を祝う文化が浸透すると、おせち料理も広まっていきました。皆さんご存知の、おせち料理にはそれぞれ意味が込められている、というのは、節句を祝うご飯だからなんですよ。
また、正月の三が日は台所に住んでいる神様と主婦に休んでもらおう、という意味もあります。おせちがお酢を効かせたものやお砂糖で煮た甘いものが多いのは、保存が効くからなんです。
重箱に詰めるのはなぜ?
おせちといえばお重に詰められていますよね。一般的なものは三段で構成されていて、一の重に祝い肴と口取り、二の重に焼き物と酢の物、三の重に煮物を詰めます。中には五段や四段で作られているものもありますが、今デパートなどで売られているものの多くは三段作りのものでしょう。
さて、お重を何段も重ねるのは、なぜでしょうか? お重に詰められる食べ物はどれも縁起物。だから「めでたさを重ねる」という意味で、おせちは重箱に詰められるのだそうです。
一の重に詰めるもの
一の重には祝い肴と口取りという料理を詰めます。一の重は蓋を開けて1番に見えるところなので、お祝いにふさわしい見栄えのするものや、特に縁起がいいとされているものが詰められます。また、最初に箸を伸ばす重になるため、お酒のおつまみになるものも詰められています。
黒豆
こっくりとした甘みのある黒豆。「マメマメしく」なんて言われていますが、その通りで黒く日焼けするほどマメに、勤勉に暮らせるようにと願っておせちに詰められます。また、健康に暮らせるようにとの願いもあるのだとか。
田作り
大人になるほど好きになっていく田作り。田作りは五穀豊穣を願っておせちに詰められます。その昔、イワシを肥料として使ったところ豊作になったことから、この願いが込められるようになったそうです。飴の甘さとイワシのほろ苦さがたまらないひと品。
たたきごぼう
ごぼうは地中の深くまでどんどん根を伸ばしていく根菜です。その成長にちなんで、家が堅牢でありますように、深く根を張り、どんな災害や厄災にも耐え忍びますように、との願いが込められています。
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