ライター : 白井シェル

フリーライター

重湯の基本レシピ

Photo by koku_koku

「重湯」とは、米に対して10倍程度の水で作ったおかゆの上澄みのこと。米のおかげでとろみがあり、消化もよいので日本では長い歴史のなかで人々に愛されてきた食なのです。

この記事では、これから離乳食をむかえる赤ちゃんがいる方、回復食のひとつとして覚えておきたい方へ基本の作り方をご紹介します。

材料

・米……30g
・水……300cc

作り方

1. 米はよく研いでおきます。水を入れて20分ほど吸水しましょう。 2. 鍋に米と水を入れて、強火で水が沸くまで待ちます。鍋の水が沸いたら弱火に落として30分ことこと煮ましょう。 3. 湯が白くなったら火をとめて、上澄みを取ります。

実はおかゆには種類がある!水の倍率で使い分けよう

おかゆの上澄み液なのが「重湯」、でもそのおかゆの種類も実はたくさんあるのをご存知ですか?大きく分けておかゆには4つの種類があります。 米の5倍の水分で炊くのが全粥、米の7倍の水分で炊くのが7分粥、米の10倍の水で炊くのが五分粥、米の20倍の水分で炊くのが三分粥です。おかゆのやわらかさは重湯>三分粥>五分粥>七分粥>全粥となります。離乳食初期の赤ちゃんは重湯からスタートしましょう。

重湯は冷凍保存可能

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離乳食が始まると、ママさんたちは大忙し!とくに重湯やおかゆはできあがりまでに時間がかかるのでできればまとめて作っておきたいですよね。そんなときは、冷凍保存がベスト。 製氷皿や小分けのケースなどは100円ショップでも入手できます。少量ずつ、使いたい量に合わせて赤ちゃんの重湯をストックしていきましょう。まずは1週間使い切りの量を冷凍するのがおすすめです。

少量の重湯を炊飯器で作りたい場合

冷凍保存ではなく、その都度作りたいあなたには、大人の分と同時に炊飯する方法がおすすめです。もちろん、ファスティングのあとや病み上がりの回復食に使うこともできますよ。方法はとても簡単!炊飯する米の中央にそっと置くだけ。ぜひお試しくださいね。

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