この夏マネしてみたい料理。スウェーデンのおうちごはん

森と湖が点在する豊かな自然、透明感のある澄んだ空気とオーロラ、広大な菜の花畑や麦畑、手厚い福祉と男女平等の社会、はたまたバイキングの末裔など、スウェーデンのイメージは様々。そんなスウェーデンにはどんな料理、フードカルチャーがあるのでしょうか。スウェーデン在住の筆者がご紹介!

2019年8月5日 更新

イケアやリサ・ラーソンで注目されるスウェーデン

スコーネ地方の広大な菜の花畑

Photo by Kimmy

スウェーデンの国土は日本の1,2倍ほどですが、総人口は日本の約1/12。縦に細長く、食文化も地方色が豊かです。気さくで知られる王室ご一家は、国民にとても人気があります。IT産業やデザイン、音楽などの文化面でもスウェーデンは北欧の中でトップクラス。

スウェーデン料理には和食と同じように、サーモンやシーフードがよく登場します。森の贈りもの、キノコやベリー類、リンゴもお料理やデザートに欠かせない食材です。

定番のスウェーデン料理ってどんなもの?

1. スウェーデン風ミートボール「ショットブッラール」

リンゴンベリージャムが添えられたクリームソースとスウェーデン風ミートボールとマッシュポテトの付け合わせ

Photo by Daniel Herzell / imagebank.sweden.se

国民的家庭料理のミートボール。バターで転がしながら焼きあげます。マッシュポテト、クリームソース、きゅうりのピクルスや甘酸っぱいリンゴンベリージャムを添えて。一年を通して食べられる家庭料理で、クリスマスのビュッフェにも欠かせません。

ひき肉にパン粉、卵、玉ねぎのみじん切り、塩こしょうとナツメグ、ミルクを合わせて種にします。家庭によって仔牛肉、牛肉、合挽き肉と、使うお肉とスパイスが変わります。

2. スウェーディッシュ・タパス? ニシン「シル」の甘酢漬け

ガラスの器に盛り付けた、マスタード風味、アンチョビー風味、ハーブ風味の甘酢漬けニシン

Photo by Kimmy

ニシンの甘酢漬けも一年中出番の多いメニューです。お酢、砂糖、赤玉ねぎ、スパイスで漬け込んだ、箸休め的なひと品。定番の甘酢漬け以外にもカレー味やキャビアを混ぜ込んだサワークリーム味など、種類が豊富です。

最近では和食ブームも手伝って、わさびクリーム味やゆず味などの新テイストも見かけるようになりました。スウェーデンのクリスプブレッド「クネッケブロード」やコクのある黒パンと一緒に。

3. 残りもので立派なひと品、ピッティパンナ

主婦の賢いレシピのひとつ、ピッティパンナ。前日の残りものの肉料理やハム、ソーセージ、ベーコンなどを小さなサイコロ状に切り、同じ大きさに切った玉ねぎとゆでじゃがいもと炒め合わせます。味付けは塩こしょうだけと、いたってシンプル。お皿に盛ったら上に目玉焼きをのせ、輪切りのレッドビートの甘酢漬けを添えます。冷蔵庫に残った肉料理が、新しいメニューにメイクオーバー。

4. もとは船乗りの船上料理だった、ビールで煮込む牛肉と野菜の重ね煮「フェーマンスビフ」

牛肉、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんを重ねてビールで煮込んだフェーマンスビフ

Photo by Kimmy

黒ビール「ポーター」で煮込む牛肉と野菜の重ね煮です。ビールを使うのは、船旅では水が貴重だったからとか。鍋に1cm厚さの輪切りのじゃがいも、軽くバターで焼いた5mm厚さの赤身の牛肉、炒めた薄切り玉ねぎを間に塩こしょうをしながら、順に重ねていきます。

上からポーターを材料が隠れるまで注ぎます。スープの素少々とローリエの葉を入れ、蓋をして中火〜弱火で1時間煮込みます。お好みでにんじんを加えてもOK。

5. ゴージャスなサンドイッチケーキ「スモーガストルタ」

エビ、ハム、野菜とフルーツでデコレーションした小ぶりのスモーガストルタ

Photo by Aurelie Luylier / Pixabay

サンドイッチ用の食パンを大きな長方形の大きさに何層か重ね、サワークリームとマヨネーズを混ぜたクリームを塗って具材を挟んだサンドイッチケーキです。外側もクリームを塗って、サーモンやエビ、ハムやチーズ、ゆで卵や野菜、ディルなどをトッピングします。丸くくり抜いた食パンを使えば、お一人さまサイズに。

見た目が豪華なので、パーティーの主役としてワインと一緒にいただいたり、おしゃれな軽食としてコーヒーと楽しんだり。作り手のセンスでいろいろアレンジできるのも嬉しいですね。
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