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ヘリンボーン 8寸|池田大介
「池田さんの代表作とも言えるヘリンボーンの器は、存在感はあるのに邪魔はせず、和洋折衷なにをのせても美しく魅せてくれる気がします。このヘリンボーンの柄がお料理の輪郭を際立たせてくれるように思い、とても重宝しています」
カシミールカップ|安齋新・厚子
「安齋新さん、厚子さんはご夫婦で作品を作られているのですが、とても繊細なデザインが多く、このカシミールカップはほかでは見かけない曲線に惹かれました。食事の際に水やお茶を入れたり、ときには味噌汁やスープ、茶碗蒸しの器に使用したりラテを飲んだり、背丈の低いお花を活けてポン!とテーブルに置いたりもします。
こちらの作品、作る際に使用していた石膏型を割ってしまったらしくもう作ることができないとお聞きし、さらに慎重に大事にしながらも、頻繁に使うようになりました」
入隅盆 尺|落合芝地
「木工作家の落合さんの作品は、まだまだ持っている数も多くなく少しづつ揃えているのですが、こちらの入隅盆は作る工程を見ている段階から、作品の素晴らしさと作る大変さに溜息が出ます。
わたしは毎日お弁当を作っているのですが、朝ごはんは大抵お弁当の残り物をひとりで食べることになります。想像すると質素で少し寂しい朝ごはんですが(笑)。そんななんて事ない朝ごはんも、お盆によって御膳へと変化してくれるように思います」
運命の器と出逢う場所
ーーいつも器を購入するお店を教えてください。
趣佳
「趣佳は、月に一度は個展や企画等をしていて家からも通いやすい距離感なので、好んでよく伺います。お店の雰囲気も素敵で居心地が良いです。個展の初日は2階でお菓子やお茶をいただける時もあるので、なるべく初日に伺いたいと思うくらい。
お店がある場所も大阪でも有名な商店街の中にあるので、帰りにカレーを食べて帰ったり、ちょっと立ち呑み屋に寄ってみたりと大阪を楽しむにもオススメの場所です」
「器えらび」をもっと楽しく
ーーこれから器を買われる方、器をどう選んでいいかわからない方にアドバイスをお願いします。
「とにかく手に取って見ることをオススメします。今はインターネットでなんでも手に入る時代ですが、できるだけ目で見て触って大きさや質感を知ることによって、自分の使う器との相性がより良くわかると思うので。
同じ作家さんの同じ器でも釉薬のかかり具合や彫り具合など、微妙にすべて違うので自分の好みを知るにも良いと思います」
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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