ライター : 相羽 舞

管理栄養士

甘酒のカロリーや糖質量はどのくらい?

※画像はイメージです
種類重量カロリー糖質量
米麹甘酒1杯(156g)119kcal27.9g
酒粕甘酒1杯(126g)54kcal9.1g
(※1,2,3)
甘酒には米麹から作られるものと、酒粕から作られるものの2種類があります。

1杯あたりで比べると、米麹甘酒のカロリーは119kcal糖質量は27.9g酒粕甘酒のカロリーは54kcal糖質量は9.1gです。同量で比較すると、酒粕の甘酒のほうが低カロリー・低糖質

米麹の甘酒は、米に麹菌を繁殖させた米麹を発酵させて作ります。酒粕は酒の製造過程の副産物で、アルコールを含み、麹菌と酵母菌のふたつの菌を発酵させて作られていますよ。(※4)

ほかの飲み物と比べると

種類重量カロリー糖質量
米麹甘酒100g76kcal17.9g
牛乳100g61kcal4.8g
無調製豆乳100g44kcal2.9g
りんごジュース(濃縮還元)100g47kcal11.4g
(※3)
米麹甘酒は、牛乳や無調製豆乳などのほかの飲み物と比べて高カロリー・高糖質です。米麹は米を原料とするため、糖質量が高くなります。

ビタミンやミネラルが豊富な甘酒ですが、飲む量には注意する必要があります。(※4)

ダイエット中に甘酒を飲むなら

市販の甘酒を選ぶ場合、製法や含まれる砂糖の量に違いがあるため、パッケージを確認するようにしましょう。ダイエット中でカロリーや糖質が気になる場合は、カロリーオフや糖質カットの商品もあるので上手に活用してみてください。

また、よりカロリーを抑えて甘酒を楽しみたいのであれば、手作りするのもひとつ。炊飯器やスープジャーを使うと手軽に作ることができますよ。
(※5,6,7)

ダイエット中に甘酒を飲むときの注意点

注意点

  1. できるだけ食事と一緒に
  2. 野菜と一緒ならなおよし!
  3. 一日に100〜200mlまでにする

できるだけ食事と一緒に

甘酒を飲むおすすめのタイミングは、食事と一緒に飲むことです。食事で食べ物を噛むことで、唾液が分泌されます。

よく噛むことで脳に刺激が伝わり、唾液をはじめ、胃や腸などの消化液の分泌が促進される仕組みになっています。噛む動作がある食事と一緒に甘酒を摂ると、甘酒の豊富なビタミン類や栄養素をしっかりと吸収できるんですよ。(※8,9)

野菜と一緒ならなおよし!

甘酒で気になるのが糖質ですね。実はこの糖質の吸収をゆるやかにしてくれるのが、食物繊維です。野菜には食物繊維が豊富。野菜と一緒に甘酒を摂ることで、血糖値の急上昇を抑えられますよ。(※10)
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