甘酒のカロリーは高い?効果的な飲み方を管理栄養士が伝授!

カロリーの高いイメージのある甘酒ですが、実際のカロリーはどのくらいなのでしょうか?そこで、甘酒のカロリーや糖質量について解説します。また、甘酒の種類や期待できる効果、飲み方のポイントについても解説したいと思います。

2018年11月6日 更新

甘酒は2つの種類がある

実は甘酒はひとくちに甘酒といっても、原料によって2つの種類があります。

ひとつめが酒粕を溶かして作られるもの。酒粕は日本酒を絞ったあとの固形物なので、この酒粕を溶かした甘酒にもアルコールが含まれています。また、酒粕には甘さがないので飲む場合は砂糖やはちみつなどの甘味料を加える必要があります。

もうひとつが米糀から作られた甘酒です。原料となる糀(こうじ)とは、米にコウジ菌がついたもののことをいいます。米糀から作る甘酒は、お米と米糀をまぜて発酵させ、お米のでんぷんを糖に分解して作ります。

米糀から作った甘酒はコウジ菌の働きでじっくりとでんぷんが糖にかわるため、自然な甘さが特徴です♪ また分解の途中でいろいろな栄養素が作られ、お酒が原料ではないのでアルコール分は含まれません。

そしてなんと、米糀から作られた甘酒は江戸時代から栄養補給として飲まれていたともいわれています! 最近では「飲む点滴」とも呼ばれていて、栄養価の高さに注目が集まっています♪

甘酒のカロリーってどのくらい?

甘酒のカロリーは100gあたり81kcalとなっています。また、甘酒の原料となる酒粕のカロリーは100gあたり227kcalです。

甘酒は酒粕に砂糖・水・少量の塩などを入れて煮詰めて作るので、入れる酒粕や砂糖の量、どのくらい水で薄めるかによってカロリーに大きく差が出ます。砂糖と酒粕の量が多ければカロリーは高く、少なければカロリーをおさえることができます!

ほかの飲みものと甘酒のカロリーを見くらべてみると、いずれも100gのカロリーは、牛乳(普通)は67kcal、豆乳(調整)は64kcalとなっていて、りんごジュース(ストレート)は44kcalとなっています。甘酒のカロリーはほかの飲み物よりもやや高いことがわかりますね。

甘酒の糖質量はどのくらい?

では甘酒の糖質量は、どのくらいなのでしょうか?100gあたりの糖質量をほかの飲みものとくらべてみると……

・甘酒……17.9g
・普通牛乳……4.8g
・調整豆乳……4.5g
・りんごジュース……11.8g
となっています。

甘酒は糖質の多いお米を原料にしているので、ほかの飲みものとくらべると糖質が高めなんですね。

甘酒に期待できる効果3つ♪

1. 腸活にうれしい

甘酒の原料になっている米糀のコウジ菌は、でんぷんを糖に分解するアミラーゼという酵素を作り出します。このアミラーゼによってでんぷんが糖に分解され、甘くないお米が甘酒に変化していくのですが、この過程でオリゴ糖という物質も作られます。

オリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサとなるため、腸内環境を整える働きが期待できます!また腸内環境が整うと、余計な老廃物がしっかりと排出されます。老廃物は肌荒れの原因のひとつなので、老廃物がしっかりと排出されることで美肌効果も期待できますよ♪

腸内環境を整えたい方、腸活をしている方、肌荒れが気になる方には甘酒はおすすめの飲みものなのですね。

2. 消化吸収をサポート

コウジ菌にはアミラーゼのほかにも、いろいろな種類の酵素を作り出すはたらきがあります。酵素とは、糖質やたんぱく質などの分解・代謝などをサポートする物質のこと。

コウジ菌はこの酵素を作り出すことができるので、代謝のサポートが期待できます!さらにコウジ菌の作用によって、甘酒に含まれる糖質やたんぱく質はより吸収されやすい状態まで分解されています。そのため消化吸収サポートも期待できるのです♪

3. ビタミンが豊富

甘酒に含まれるコウジ菌も自らが生きていくために代謝をしています。そして、この代謝の過程ではいろいろなビタミンが作られることがわかっています。そのため、甘酒にはビタミンB群を中心に、いろいろなビタミンが含まれています。

ビタミン群は種類によってはたらきは違いますが、主に代謝に関与したり、疲労回復を助けたり、皮膚や髪などを健やかに保ったりするなどのはたらきがあります。

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