ライター : 笹田 実希

管理栄養士

行政栄養士として、学校や病院などの給食施設で働く栄養士と連携し地域住民の栄養改善業務を行う。現在はライターとして身近で役立つ健康・栄養情報を発信している。

甘酒の美容効果とは?

甘酒には、「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類があります。

米を蒸したあと、麹菌を繁殖させてできる米麹から作られるのが米麹甘酒。一方、酒粕甘酒は、米麹にさらに酵母と乳酸菌を加えて発酵させて生まれる酒粕から作られます。本記事で解説するのは、より美容作用が期待できる米麹甘酒です。(※1)

肌の健康維持に役立つ

甘酒の成分である米麹のなかには、肌の保湿機能に関わるセラミドや脂質成分などが含まれています。そのため、甘酒を継続して飲むことで、肌や毛穴のたるみを引き締めたり、肌のハリを維持できたりすることが分かっているのです。

さらに、甘酒のアミノ酸成分であるアルギニンやアデノシンには、血行促進作用があることから、目の下のクマ対策にも役立ちますよ。(※2,3)

腸内環境を整える

甘酒には、麹菌の発酵により作り出された「オリゴ糖」が含まれます。オリゴ糖は糖質の一種で、腸内細菌を増やす作用があるため、整腸作用が期待できますよ。

腸の運動を活発にするのが「ビフィズス菌」という乳酸菌です。オリゴ糖は、ビフィズス菌のえさとなることで菌の数を増やします。増えたビフィズス菌は腸のはたらきを促して、便通を良くしたり、お腹の張りをやわらげたりするのに役立つのです。(※1,4,5)

エネルギーの代謝を助ける

甘酒には、さまざまな種類のビタミン類が含まれており、なかでも注目なのがビタミンB群です。ビタミンB群は主にエネルギーの代謝に関わります。

たとえば、甘酒100g中に0.03mg含まれるビタミンB2は、「発育のビタミン」ともいわれており、エネルギー産生に関わる酵素のはたらきを助ける補酵素として役割を果たします。エネルギーの代謝が良くなることで、健康な身体作りが期待できますよ。(※3,6,7,8)

甘酒を飲むおすすめの時間帯や適正量は?

飲む量

甘酒は1日にコップ1~2杯、約200ml程度が適量です。

甘酒のカロリーは100gあたり76kcalとそれほど高くない一方、お米が原料のため糖質量は100gあたり17.9gとやや高め。身体に良いからと言って、あまり多く飲みすぎると肥満を招くおそれがあるので注意が必要です。(※1,6,9)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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