ライター : IsFoodHealthLABO

「みかんは太る」って噂は本当?

寒くなる季節にコタツで食べたいフルーツといえば、みかんを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。冬になると食べる頻度が高くなる人が多い一方で、「みかんは太りやすい」という噂もあるようです。 本当かどうかもわからない噂に惑わされて、おいしい食べ物を楽しめないのはもったいないですよね。気になる噂のみかんの真相について、カロリーや栄養素の解説と食べ方のポイントをご紹介します。

みかんのカロリーや糖質量は?

一般的な温州みかん(普通)は、カロリー46kcal・糖質11.0gです。(100gあたり) ほかの果物と比べてみると…… ・バナナ(生)カロリー80kcal 糖質21.5g ・ぶどう(皮むき)カロリー59kcal 糖質15.2g ・キウイフルーツ(緑肉種生)カロリー53kcal 糖質14.3g ※すべて100g当たり(※出典1) みかんとほかの果物に比べると、100g当たりのカロリーも糖質量も低いことがわかります。

太ると言われる理由はここにある……?

満足感を感じにくい

みかんは、りんごやバナナなどに比べて水分量が多く(※出典1)、満足感を感じにくいという点が挙げられます。 また、包丁などを使わず手で剥いて食べられる手軽さやみかんのクセのない甘酸っぱい味は、ついつい食べ過ぎを引き起こす要因になっているのではないでしょうか。1個当たりのカロリーが低くても、当然たくさん食べればカロリーは積み重なり高くなってしまいます。

糖質の過剰摂取で中性脂肪増加の可能性も

食材に含まれる栄養素を知るのも効果的なダイエットには欠かせないため、気になる方も多いのではないでしょうか。みかんなどの果物は、水分やミネラル、ビタミン、食物繊維に加え、ブドウ糖や果糖、糖質が多く含まれているのがひとつの特徴です。果糖や糖質の過剰摂取は、中性脂肪の増加や肥満に繋がると考えられています。(※出典2)

果糖は食べる時間で肥満を繋がる場合も

太る理由のひとつとして、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが考えられています。(※出典2,3)みかんに含まれている果糖は、特にエネルギーへの変換が早いといわれているため(※出典4)、活動量が下がることが考えられる前に食べるとエネルギーが蓄積されて肥満に繋がるとも考えられます。
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