ライター : きく

まろやかなおいしさ♪ 三年番茶とは

「三年番茶」というお茶をご存知ですか?番茶にも使われる緑茶の葉と茎を摘み取り、天日干しにして3年寝かせてできる番茶のことを言います。三年番茶の葉を作るうえで番茶と違う点は、その熟成期間、摘み取った葉と茎を天日することが挙げられます。 こうした熟成期間を経ることで、三年番茶はカフェイン、タンニンといった刺激成分が少ないとてもまろやかな風味のお茶に仕上がります。

カフェインはほぼゼロ

「三年番茶」は、天日干しをすること、そして3年の熟成期間を持ったことでカフェイン、タンニンが抜けたことにより感じられる旨みが特長。三年番茶の原料として使う緑茶の葉に含まれるカフェインやタンニンという成分は、体を冷やすなど私たちの体にとても刺激が強い作用があります。それを低く抑えたことで三年番茶の特長的な風味を生みだしています。

ほうじ茶との違い

日本で栽培されている茶葉のほとんどが緑茶。ほうじ茶も例に漏れず緑茶の主流から外れてしまった葉と茎を焙煎してできた「番茶」を、きつね色になるまで焙煎して香ばしさを引き出したものです。 なので、「番茶」「三年番茶」「ほうじ茶」の大きな違いは、緑茶をどのように栽培し、製造するかということで、茶葉自体の違いはないということになります。

三年番茶のおいしい入れ方

急須で入れる場合

ひとり分で、茶さじ1杯を使います。飲む人が複数いる場合はそれに応じて茶さじを足しましょう。沸騰したお湯を急須に注ぎ、2〜3分蒸らしたら完成! お好みの濃さによって、蒸らす時間を変えるとおいしくできますよ♪

やかんで煮出す場合

やかんに入れたお湯を沸騰させ、そこに茶葉を入れます。お水1Lに対して、茶葉は10〜15gが目安になります。茶葉を入れたら弱火にし、コトコト煮出します。 すっきりとした薄い風味が少ない人は2分から3分したら茶葉を取り出します。番茶の香ばしい風味が好きな人はもう少し長く火にかけておきましょう。

水出しの場合

水出しで作って、いつも冷蔵庫のなかにあると飲みやすいですよね! 水出し三年番茶の作り方はとてもシンプル。1Lほどのお水に大さじ2杯の三年番茶を入れて一晩置くだけ。水出し用のポットがあるととても便利。 暑い日には麦茶やウーロン茶といった定番のお茶ばかり飲んでいたという人も、今年は三年番茶を水出しで用意してみても違いがあっていいかも♪
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