ハンドルの厚み・握りやすさ

ソムリエナイフを使うにあたって大切なのが握りやすさです。持ちやすいものだと作業がしやすく、無駄な力が入らないので所作も美しく見えます。この握りやすさを左右するのがハンドルの厚みです。

一見スマートでかっこいい金属製の薄いハンドルのものは、力を入れにくく手が痛くなってしまうことがあります。木製のハンドルや、膨らみのあるもの、グリップの付いたものなど、ある程度の厚みのあるもののほうが手に馴染みやすいですよ

材質で選ぶ

ソムリエナイフに使われている材質はステンレスかスチールが一般的です。ステンレス製は軽くて錆びにくいのが特徴ですが、やや高価。一方でスチール製は比較的安価で手に入るので、初心者や練習用におすすめですよ。

栓抜きは必要?

瓶ビールや瓶ジュースを開ける必要がある場合は、栓抜きが付いているタイプを選ぶのがおすすめです。とはいえ、最近は付いているもののほうが多いのであえて選ぶ必要はありません。お家に栓抜きがない方や、レストランやホテルなどで働いている方は、いざというときのために栓抜きタイプを選んでおくといいですよ。

利き手にあったソムリエナイフを

ハサミや包丁などと同じく、実はソムリエナイフにも右利き用・左利き用のものがあります。右利き用のものが圧倒的に多く、左利き用のものは種類が限られますが、利き手によって使い心地がかなり変わりますよ。ワインを開けるには、繊細な作業とコルクへの力のかけ方が重要になるので、自分に合うソムリエナイフを選ぶのがおすすめです。

ソムリエナイフのお手入れ方法

スチール製素材

スチール製のソムリエナイフは、水に濡れたままだと変色や錆びが出てしまうおそれがあります。使用後は乾いた布でしっかり拭いて保管すれば劣化を防げますよ。皮脂汚れが付いた場合には、薄めた中性洗剤を布に含ませて拭きあげるのがおすすめです。

ステンレス製素材

ステンレス製の製品も、乾いた布でのお手入れが一般的。スチールよりも水に強いですが、ワインやビールなどのアルコール、皮脂などの付着によって錆びができる可能性があります。汚れがひどい場合には、中性洗剤やステンレス用の薬液、アルコールなどの有機溶剤を使って拭くときれいになりますよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ