ライター : shucyan

フードアナリスト / 江戸ソバリエ / ソルトマイスター

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電気ケトルとは?ポットとの違い

電気ポットは何十年も前から日本の家庭ではおなじみですが、最近すっかり普及して来た感があるのが電気ケトルです。ポットが沸かしたお湯を保温するのに対して、電気ケトルは、1回分に必要な量だけを電気で素早く沸かして使い切るので、保温機能はありません。留守がちで保温機能は必要がない方に向いています。 沸かす量が少ないこともあり、スピーディーに沸かせて沸いたら自動的にスイッチが切れる機構がメリットです。

電気ケトルの比較ポイント

容量

電気ケトルはニーズに合わせてさまざまなタイプの商品が出ています。ひとり暮らしに便利なカップ1杯分の140mL〜4人用で1Lを超えるサイズまであります。カップ麺やレトルト商品にお使いになる場合は1人前で300ml以上のお湯が必要となるので、たっぷりサイズが選定のポイントになります。4人家族だと、これだけで1.2L以上が必要となるので食後のお茶の分まで換算すると、必然的のに大容量タイプになりますね。

素材

電気ケトルの材質は、主に樹脂とステンレス。稀にガラスボディの製品もあります。樹脂製は軽くて傷をあまり気にせずに使えますが、沸かした時のプラスチック臭が気になる人もいます。一方のステンレス製は、どっしりとした重厚感とデザイン的な高級感があり、保温力にも優れています。ガラス製は中身が確認できて、LED照明による演出効果も望めます。ただし、ぶつけて破損しないようにていねいな取り扱いが必要です。

形状

電気ケトルの注ぎ口は本体の上部に三角形の小さな注ぎ口タイプが多いのですが、これは傾ける角度に従ってドッと湯量が増加します。ハンドドリップ方式のコーヒーをいれるには、少量ずつのお湯を少しずつ注いでコーヒー豆をお湯の中に滞留させる「蒸らし効果」が重要なので細いS字タイプが向いています。 ボディの形状は、大きく分けて円筒形のデザインと、やかんのような末広がりタイプがあります。円筒形は小スペース、末広がりは安定性にメリットがあります。

保温機能の有無

ポットをお持ちではない方や、お湯を頻繁にお使いになる方には保温機能があると便利です。カップ麺用には100℃に沸騰させることが必要ですが、温度設定ができる機種だとお茶やスープなどの飲み物に最適な温度をキープできて便利です。これはもう、電気ポットと沸かして保温する機能では、甲乙つけがたいですね。電気ポットが本体内にヒーターがありますが、電気ケトルは受け皿とセパレートの構造になっています。
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