ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

冷凍できるケーキと向かないケーキ

ひとくちにケーキといっても、その種類はさまざま。ショートケーキのように生クリームをサンドするものだったり、ガトーショコラのように生地を焼いたものだったりと、ケーキによって作る工程は違います。

冷凍できるケーキは多いですが、なかには冷凍に向いていないものもあります。

冷凍できるケーキ:ロールケーキ、チーズケーキなど

冷凍できるケーキの代表として、ロールケーキ、チーズケーキ、ガトーショコラ、パウンドケーキなどが挙げられます。ミルクレープやシュークリームも冷凍OK。ほとんどのケーキは基本的に冷凍できます。

生クリームやチョコクリームなどでデコレーションしているものやタルト類も冷凍可能ですが、トッピングやサンドにフルーツを使っている場合は注意が必要。生のフルーツの場合は取り除いておきましょう。コンポートや火を通してあるフルーツなら、そのまま冷凍可能です。

冷凍に向かないケーキ:生のフルーツ入りケーキ

前述のとおり、冷凍に向かないケーキは、生のフルーツが入ったケーキ。フルーツは一度解凍してしまうと組織が壊れ、水分が出て食感が変わり、ケーキがべちゃっとなってしまうんです。

できれば生のフルーツはその日のうちに食べて、スポンジ台やタルト台などを冷凍し(クリーム類は付いていてもOK)、解凍した日に別のフルーツでトッピングすることをおすすめします。

ケーキの冷凍方法

デコレーションのないケーキ

デコレーションをしていないケーキは、比較的簡単に冷凍保存ができます。

1. 空気を抜くようにラップに包む
2. ジッパー式の袋に入れて冷凍庫へ


ジッパー式の袋に入れて密封することで、冷凍焼けを防げますよ。冷凍庫のイヤなにおいが付くのもシャットアウトできます。

デコレーションがあるケーキ

デコレーションをしているケーキは、そのままラップに包んでしまうと形が崩れ、食べるときに残念な状態に。そのため、深さのある冷凍用密閉容器を使用します。

1. 冷凍用密閉容器のふたを裏向きにし、ケーキを置く
2. 容器をかぶせて、ふたと合わせる


そのままの形で容器に入れ、ふたをするのもよいですが、出し入れするときに形が崩れてしまう心配があります。この方法なら、ケーキを傾けることなく保存できるのでおすすめです。
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