代用したいときの分量

グラニュー糖と上白糖は、カロリーや甘味に大きな差はありません。代用する際は、本来使う量をそのまま置き換えることができます。どちらかしかない、というときでも安心ですね。

三温糖は何が違う?

淡い茶褐色が特徴の三温糖(さんおんとう)。砂糖の製造工程でできた糖液を煮詰めて結晶を取り出し、さらに加熱を繰り返して作られます。独特の色は加熱によって付くもので、特有の風味が生まれます。

カロリーはグラニュー糖や上白糖とほとんど変わらず、三温糖の100gあたりの一般的なカロリーは382kcal。甘味はグラニュー糖や上白糖よりも強く感じられ、和風の煮物や佃煮に使うとコクや風味が出ます。(※1,5,7)

それぞれどんな料理に向いているの?

カロリーや味はどの砂糖もそれほど差はないものの、やはり風味や甘味の感じ方は異なるもの。そのため、砂糖には使い方の向き不向きがあります。一般的な砂糖のほか、スーパーでよく見かける砂糖の特徴をチェックして、どんな使い方がよいのかを見ていきましょう。

オールマイティに使える「上白糖」

日本で砂糖というと、上白糖のことを指す場合が多いです。グラニュー糖と比べるとしっとりしていて、きめが細かくコクがあるのが特徴。お菓子作りや料理など幅広い用途に使うことができますよ。焼き物に使うと、グラニュー糖に比べて焼き色が付きやすくなります。

お菓子作りには「グラニュー糖」

上白糖と比べるとさらさらとしていて、淡白な甘さのあるグラニュー糖。素材の持つ香りや風味を邪魔しないため、お菓子やコーヒー、紅茶などの甘味に向いています。

クッキーをグラニュー糖で作ると、上白糖で作る場合と比べてサクッと軽い食感に仕上がりますよ。一方、カステラやどら焼きなどの和菓子は、上白糖で作るとしっとりした仕上がりに。お菓子によって、砂糖を使い分けるとよいですね。

煮物や照り焼きには「三温糖」

上白糖やグラニュー糖と比べるとコクのある三温糖は、煮物や照り焼きにおすすめ。まろやかで、深い味わいに仕上がりますよ。鶏肉や魚の照り焼きやかぼちゃの煮物、肉じゃがなど、素材のおいしさを活かしたい料理に向いています。
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