甘味の違い

上白糖はコクのある濃厚な甘味を持つのに対し、グラニュー糖はクセが少なく淡泊な甘味を持つのが特徴です。上白糖を料理やお菓子作りに使うと甘味とコクを付けることができ、グラニュー糖は素材の風味を活かしつつ甘味を付けられますよ。

重さの違い

上白糖とグラニュー糖は同じ体積で比べたときに重さが異なるのが特徴です。上白糖は大さじ1杯9gなのに対し、グラニュー糖は大さじ1杯11~13g

上白糖の結晶はグラニュー糖よりも小さいため、同じ体積内に多くの結晶が含まれ、結晶間に空気が多く含まれます。そのぶん全体の重量が軽くなるんですよ。

代用したいときの分量

前述したとおり、同じ大さじ1杯でも上白糖とグラニュー糖では重さが異なります。そのため代用するときは重量の違いに注意したいところ。

もしも上白糖の代用をグラニュー糖でしたい場合は、量を控えめにするのがおすすめです。ただし上白糖は甘味が強いため、グラニュー糖で代用すると物足りない可能性も。その際は少しずつ加えながら味を調整してください。

三温糖は何が違う?

淡い茶褐色が特徴の三温糖(さんおんとう)。砂糖の製造工程でできた糖液を煮詰めて結晶を取り出し、さらに加熱を繰り返して作られます。独特の色は加熱によって付くもので、特有の風味が生まれます。

カロリーはグラニュー糖や上白糖とほとんど変わらず、三温糖の100gあたりの一般的なカロリーは382kcal。甘味はグラニュー糖や上白糖よりも強く感じられ、和風の煮物や佃煮に使うとコクや風味が出ます。(※1,5,7)

それぞれどんな料理に向いているの?

カロリーや味はどの砂糖もそれほど差はないものの、やはり風味や甘味の感じ方は異なるもの。そのため、砂糖には使い方の向き不向きがあります。一般的な砂糖のほか、スーパーでよく見かける砂糖の特徴をチェックして、どんな使い方がよいのかを見ていきましょう。

オールマイティに使える「上白糖」

日本で砂糖というと、上白糖のことを指す場合が多いです。グラニュー糖と比べるとしっとりしていて、きめが細かくコクがあるのが特徴。お菓子作りや料理など幅広い用途に使うことができますよ。焼き物に使うと、グラニュー糖に比べて焼き色が付きやすくなります。
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