ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

玉ねぎはいつまで食べられる?

玉ねぎは季節を問わず、サラダ、煮物、炒め物など様々な料理に活用できる万能野菜です。なかには、常にストックがあるというご家庭も多いのではないでしょうか。常備していても回転が早いからと、安い時に箱買いすることもあるかもしれませんね。 玉ねぎは比較的賞味期限が長い野菜です。しかし、意外に使わない日々が続いて、気が付いたら芽が出ていたなんてことはありませんか?いったい玉ねぎはどれくらい日持ちするものなのでしょうか。今回は、玉ねぎの賞味期限と保存方法、芽が出た際の対処法などについてご紹介します。

玉ねぎの賞味期限

玉ねぎは、正しい方法で保存すれば、1~2か月は持つ野菜です。季節や環境によって多少変わってきますが、やはり野菜の賞味期限としては長いですよね。

玉ねぎの保存、どうすればよい?

では、具体的にどのように保存すればよいのでしょうか。玉ねぎを栽培している農家や個人宅などでは、納屋などの日陰にたくさんの玉ねぎを吊るしている様子がよく見られます。しかし、マンションなどで吊るす場所がなく、置き場所に困る方もいらっしゃるでしょう。 そんな時はまず袋から取り出すことから始めましょう。玉ねぎは湿気にとても敏感です。また、ネット等一見風通しのよい袋に入っている場合も取り出してください。玉ねぎ同士が重ならないようにすることも長持ちさせるポイントです。 吊るす場所がある場合は、ネットやストッキングなどに1つずつ入れて、その度にくくり、玉ねぎ同士が重ならないようにします。そして、日陰で風通しが良く湿気の少ないところに吊るしておきましょう。網カゴに入れて吊るす場合は、1つずつを新聞紙などに包むと長持ちしますよ。 吊るす場所がない場合は、玄関に置くのがおすすめです。最近の建物は気密性が高くて冬でも暖かいですが、玄関は比較的涼しく、ドアの開け閉めで空気の移動もあるので、玉ねぎの保存場所に向いています。1つずつを新聞紙などで包んで、かごに入れ保存しましょう。 また、キッチンに置く場合は、コンロや水回りから離れた暗い場所に置きましょう。シンク下は湿気が多いので、不向きです。

カットした玉ねぎの賞味期限

では、カットしてしまった玉ねぎの賞味期限はどのくらいなのでしょうか。

半分にカット

半分に切った玉ねぎは、切り口から乾燥してきます。切り口をきっちりとラップに包むなどして空気に触れないようにし、冷蔵庫で保存しましょう。ラップをしていても日が経つにつれ、切り口から劣化していきますので、なるべく早く使い切りましょう。賞味期限は1~2週間程度です。

スライス玉ねぎ

スライス又はみじん切りした玉ねぎは、キッチンペーパーを入れたジッパー付きの保存袋に入れて保存しましょう。キッチンペーパーを敷いたタッパー等で密封するのでもOKです。賞味期限はカットしたものより少し短くなり、3~4日程度です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ