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飾り終わった鏡餅は「鏡開き」をして食べよう
お正月の間にお供えした鏡餅は、「鏡開き」という儀式をおこなって食べるのが習わし。ここでは鏡開きの意味や正しいやり方、固くなったお餅の食べ方をご紹介します。
鏡開きの意味
「鏡開き」とはお正月の間飾っておいた鏡餅を下ろし、木槌で叩いて割って食べること。歳神様が宿っている鏡餅を開くことで、歳神様をお送りするという意味を持っています。
また、鏡開きには歳神様の力が宿った鏡餅をいただくことでその力を授けてもらい、一年の無病息災を願うという意味も持っていますよ。
また、鏡開きには歳神様の力が宿った鏡餅をいただくことでその力を授けてもらい、一年の無病息災を願うという意味も持っていますよ。
鏡開きの時期
鏡開きの時期は一般的に毎年1月11日とされています。鏡餅は歳神様がいるとされる「松の内」の期間は飾っておき、松の内が明けたタイミングで鏡開きをします。ただし、一部の地域では鏡開きの時期が異なるので注意が必要。
関西の一部地域では松の内が1月15日までとされていて、鏡開きを15日あるいは20日におこないます。また、京都とその近隣の一部地域では、松の内にかかわらず三が日が明けたら鏡開きをおこなうのが一般的です。
関西の一部地域では松の内が1月15日までとされていて、鏡開きを15日あるいは20日におこないます。また、京都とその近隣の一部地域では、松の内にかかわらず三が日が明けたら鏡開きをおこなうのが一般的です。
鏡開きの方法
真空パックの場合
現在市販されている鏡餅はお餅が真空パックになっているタイプが主流です。このタイプの場合は、底面のフィルムにナイフなどで切り込みを入れ、底面を上にした状態で電子レンジにかけやわらかくします。その後、水に浸けて粗熱を取ってから取り出します。
まだ固い部分が残っている場合は、再度電子レンジにかけてやわらかくし、好みの方法で食べましょう。
まだ固い部分が残っている場合は、再度電子レンジにかけてやわらかくし、好みの方法で食べましょう。
伝統的な鏡餅の場合
伝統的な鏡餅の場合は、木槌や金槌(トンカチ)で叩いて割ります。その際は叩く部分を布や新聞紙で覆ってからおこなうと安心です。粉々になった部分はお雑煮に入れたり、揚げてかき餅にして食べたりしましょう。
ただし鏡餅は相当乾燥していないと木槌や金槌で割れません。そのままだと割りにくい場合は半日ほど水に浸けてから電子レンジでやわらかくして、手でちぎって小分けにしましょう。
ただし鏡餅は相当乾燥していないと木槌や金槌で割れません。そのままだと割りにくい場合は半日ほど水に浸けてから電子レンジでやわらかくして、手でちぎって小分けにしましょう。
鏡開きでNGな行為
鏡餅を包丁やナイフなどの刃物で切るのはNG。鏡開きは武家から始まった行事とされていて、縁起のいい食べ物に刃物を入れる行為は「切腹」を連想させるため禁物とされます。
また鏡餅をいつまでも飾ったままにしたり、食べ残しをしたりするのも禁物。歳神様に失礼に当たります。鏡餅は必ず鏡開きをして、小さな破片も残さず食べるようにしましょう。
また鏡餅をいつまでも飾ったままにしたり、食べ残しをしたりするのも禁物。歳神様に失礼に当たります。鏡餅は必ず鏡開きをして、小さな破片も残さず食べるようにしましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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