5、ヤングドーナツ

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食べごたえのあまりない駄菓子のなかで、ボリュームがあるものといえば「ヤングドーナツ」ではないでしょうか。この4個入りヤングドーナツが発売されたのは、1989(平成元)年のこと。意外と新しい気もしますが、もう30年近くも親しまれているのですね。

製造は昭和25年創業の宮田製菓で、当初はキャラメルを製造販売していました。ドーナツの製造を開始したのは、昭和40年代に入ってから。その後試行錯誤を経て、子どもが食べやすいよう、そして自分のお小遣いでも買えるよう、小さくかわいいヤングドーナツが誕生したのだとか。

かわいいミニサイズ♪

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表面に砂糖がまぶされており、しっかりとした甘さ。そして水分が少なく固めの食感です。加えて油っこい味わいなので、飲み物は必須ですね!食べごたえもありおいしいです。

6、チョコバット

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1964(昭和39)年発売のロングセラー。ちなみに画像のものは、当たりの景品がグレードアップした「チョコバットエース」です。こういった当たりつきのお菓子も、昔ながらの駄菓子ならでは。せっかく当たりが出ても、馴染みのないお店では少し抵抗があるかもしれませんよね。 駄菓子屋さんがたくさんあった時代は、あちこちで嬉々として当たりくじを持っていく子ども達が見られたことでしょう。

おなじみのシンプルなおいしさ

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棒状のパンに、チョコレートがコーティングされています。このチョコはあまりコクがなく、イメージとしてはココアの粉を水で溶いたような感じであり、まさに駄菓子の味わい。この独特の味わいが、駄菓子好きにはたまりませんね。 また、パン生地も軽く、独自の食感。しかしそんなチープな味わいが、駄菓子らしくていいのです。

7、麩菓子

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昔ながらの駄菓子の代表ともいえる麩菓子。なんと、江戸時代からすでに麩を使ったお菓子が存在していたそう。しかしこの頃の麩菓子は、現在のイメージとは異なるもので、一般的にイメージする棒状の黒糖味の麩菓子は、昭和期から親しまれているものです。

断面はどうなってる?

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見た目も味わいも大変素朴な麩菓子ですが、表面部分と中身の味や食感の違いを楽しめ、思わずハマるおいしさです。日本茶と一緒に、ゆっくり味わいたい駄菓子ですね。
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