「桃栗三年柿八年」の続きが恐ろしく辛口!心ポキっといっちゃうレベル

「桃栗三年柿八年」ということわざにはつづきがあります。さまざまな野菜や果物、さらには女房や亭主まで登場します!実がなるまでにどれだけの年数がかかるかを見ると、なかなかおもしろいですよ。ことわざの意味と気になるつづきをご紹介します。

2017年6月9日 更新

どんどん出てくるいろんな食べ物!

続きには地域などによって、さまざまなパターンがあります。その一例としては、「梨の馬鹿目が十八年」「柚子は大馬鹿十八年」「林檎にこにこ二十五年」 「梅は酸い酸い十三年」など。ほかには銀杏やみかんが登場するものもありますよ。

同じ果物でも違う表現もあり、柚子は「柚子は大馬鹿十八年」のほかにも「柚子は九年の花盛り」や、「柚子は九年でなりさがる」のようにとてもバリエーション豊かですね。

さらに、果物ではない表現が続くパターンもあるそうで、「女房の不作は六十年」「亭主の不作はこれまた一生 」というものもあります。人間が一人前になるまでを表しているそうで、女房は60年でやっと一人前になり、亭主は一生成長途中だなんてなんとも考えさせられますね。

収穫時期は本当だった!

桃栗柿の年月は適当な数字があてはめられているのではなく、正確な収穫時期になっています。何事も成就するまでにそれ相応の年月がかかるというというのが本来の意味ですが、家庭菜園や農業初心者が、収穫時期の目安として覚えているそうです。

しかし、桃栗柿のあとに出てくる、梨や柚子等はその年月よりももっと早くに実をつけるようです。

『時をかける少女』にも出てきます

1983年大林宣彦監督作品、原田知世主演の映画「時をかける少女」にもこの「桃栗三年柿八年」が挿入歌の歌詞として登場します。

「愛のため息」という短い歌で、歌詞は「桃栗三年、柿八年、ゆずは九年でなりさがる、梨のバカめが十八年」、さらにこの歌には2番があり「 愛の実りは、海の底 空のため息星屑がヒトデと出会って億万年」とつづきます。

この短い歌のなかに映画の世界観がぎゅっと詰まっていて、頭について離れなくなる方も多いそうです。

武者小路実篤『達磨は九年で俺は一生』とは

武者小路 実篤(むしゃのこうじ さねあつ)とは明治18年に生まれ、小説家・詩人・劇作家・画家として活躍された方です。

著書『武者小路実篤詩集』の中にある詩のなかで「桃栗三年柿八年、達磨は九年で俺は一生」と表現しました。後半の「達磨は九年で俺は一生」は彼の創作になります。なぜこのように表現したのでしょうか。

達磨(だるま)大師が、中国の嵩山の少林寺で壁に向かって座禅を9年組むことで悟りを開いたという故事が由来となり、「面壁(めんぺき)九年」という言葉ができました。

劇作家の武者小路実篤はそれに続けて「俺は一生」と表現し、自分自身が実るには一生かかり、生涯修行だということを表現したのです。
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