戦う時は武器を使う

タコはその優れた知性から、餌として捕獲した貝の殻などをとっておき、それを護身用として盾にしたり、時には武器として使用するというのです。 道具を使って攻撃をすることができる生き物といえば、人間のほかに類人猿のサルやゴリラくらいですよね……学習能力に優れているので、とんでもない経験値を積んでいるタコもいるかもしれません。

まだまだある不思議な生態

タコに隠された驚きの真実は、まだまだこんなものではありません。お子さまや友達に教えたくなるような、タコの不思議を制覇しましょう!

タコの足は8本じゃない?

タコの足は“8本”ということは、常識のように皆さんが把握されていることだと思います。これはこれで正解なのですが……実は8本と断言することはできない事実があるのです。 タコの足は切断されても、また生えてくるという再生能力をもっています。しかし、元通りの1本足とはいかず、複数の足が生えてくる事があるそうです。いくつかの水族館には、80本以上の足を持つタコの標本もあるといいます。 その見た目は、本当に地球外生命体にしか思えません。。。

利き手がある?

これまで散々「タコの足」と言ってきましたが、実はタコの足の正式名称は「触手」といいます。「触手」ということで、タコには利き手があるというのです。 タコの各足にはそれぞれ脳ミソがあるというお話しをしましたが、タコ自身はその各足をランク付けするように、どの足が優秀かを理解しているそうです。適したシーンでその優秀な足をよく使用するというのですが、利き手というよりは優秀な社員で、タコという体は会社のように思えてきます。

ガラクタコレクター?

タコにはものを集める習性があるといいます。盾として貝殻をとっておくというお話しをしたように、その収集癖は主に身を隠すための器コレクションのようです。さまざまな貝殻以外にもココナッツの殻などを自分の住処に溜め込んでいるという実例があります。 コレクションを自分好みの順番に並べ替える行動も確認されており、高い知能の発揮ぶりはすさまじいです。ちょっとタコの住処に遊びに行ってみたいですね。

目の構造が複雑

タコの目を見たことはありますか?ヤギのように四角く水平になっている瞳孔が特徴的なのですが、神経が高度に発達しており海の生き物のなかでは、最も人間に近い目の構造をしているようです。 しかし、人間が焦点を合わせる際に水晶体の厚みを調整しているのに対し、タコは水晶体と網膜との距離をカメラのレンズを絞る時のように調整しながら見ているといいます。ほかの海の生き物と比べると、確実に獲物に焦点を合わせていそうです。海のハンターはタコと言えそうですね。
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