ライター : 山崎妙子

ライター/元ニトリ店員/無印マニア

ブルーベリーの育て方を徹底解説!

ブルーベリーはツツジ科スノキ属の落葉低木果樹です。場所をとらず、家庭でも比較的育てやすく、手軽に栽培できます。育てたブルーベリーは、生食やジャムにするなど、収穫したあとも楽しめますよ。

本記事では、ブルーベリーの種類から育て方・増やし方、お手入れ方法まで、ブルーベリーの栽培を楽しむための知識をご紹介します。

ブルーベリーの種類と育て方

日本で栽培用として流通しているブルーベリーは、「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」の2種類。ハイブッシュ系は、果実が良質で大粒ですが、寒冷地に適した系統で、育てるのがむずかしいとされています。

ラビットアイ系は、暖地での栽培に向いており、丈夫なためハイブッシュ系よりも育てやすいです。次に、2種類の品種のなかでも、特に代表的な品種について3種類ずつご紹介します。

ハイブッシュ系の代表品種

ブルーレイ

1960年にアメリカ農務省制定のビックセブン(7大品種)に認定された品種のひとつに選ばれています。大粒の果肉はやや硬めでしっかりとしており、甘味と酸味のバランスがとれた品種です。

温暖な地域でも育てやすく、日本で栽培するのに適しているので、家庭栽培の入門として選ぶことをおすすめできるブルーベリーです。

チャンドラー

ブルーベリーの中でも最大級の大粒が期待できる品種がチャンドラーです。大きく育てば500円玉ほどの大きさで、約7グラムまで成長することがあるのが特徴的。

果肉が大きく食べ応えがあるうえに、甘味と酸味のバランスがとれており、おいしいのも魅力のひとつです。ブルーレイと同様、育てやすく家庭栽培の入門としておすすめできるブルーベリーです。

シエラ

シエラも果肉がしっかり大きく育つ品種です。酸味の効いたジューシーな味わいの果肉と、ブルーベリーの芳醇な香りを楽しめます。四季の変化とともに花・実・紅葉とさまざまな表情を織りなす品種であることも魅力のひとつです。

樹高は1.5メートルほどとコンパクトに育つので、プランターでも育てやすい品種といえます。日本でも栽培可能ですが、寒冷地に適した系統のため、夏場は日光の当たらない涼しい場所で育てましょう。

ラビットアイ系の代表品種

キャラウェイ

樹勢が強く直立性の品種です。果皮の色味は淡いブルーで美しく、サイズも小さめなかわいらしい果実が実ります。甘味と酸味のバランスがとれており、収穫後はおいしくいただけます。

温暖な気候に適していて、日本での栽培も育てやすいのが特徴。夏の間もしっかり成長しますが、乾燥には弱いので土の状態をみながら水やりをしっかりおこなう必要があります。
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