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1.西荻窪「吉」
JR西荻窪の南口。改札口からすぐの小さな飲食店が密集する地帯の中にある「吉(きち)」。手打ちのそば屋さんも同じエリアに数軒あり、ワインバーもある。その中で、そばとワインを一緒に提供するユニークな存在です。
一般的なお蕎麦屋さんのイメージとは違い、スタイリッシュな洋風エクステリアが目を引きます。
「吉」では国内外の自然派ワインを提供。その時々の仕入れによってアイテムは変わります。料理も旬の素材を使い、何度訪問しても日替わりのワインや季節メニューの料理でお客を飽きさせません。また、こだわりの純米酒も用意されています。
魅惑の「そば前」
おそばをいただく前のお酒や前菜を「そば前」と言います。昔からおそば屋さんはお酒を楽しむ社交場。現代の居酒屋さん代わりでした。その伝統は今も引き継がれています。同じ麺類でもうどん屋さんやラーメン屋さんでは、そうそう長居はできません。
現代では日本酒は勿論、ワインも楽しめるようになりました。男性のみならず、女性も楽しめるファクターが増えました。
「酒盗クリームチーズ」は、盗んでも飲みたくなると言われるほどお酒が進む鰹の塩辛をクリームチーズと一緒にいただきます。ワインにぴったりですね。
おそば屋さんでお馴染みの鴨肉を熱々に焼いて提供される「鴨焼」。味付けは蕎麦つゆに使う返しを使用。洋食に使うクレソンをあしらうのがこのお店流です。
優しい自然派ワインが貴方を待っています!
ワインはフランス産の自然派が多いのですが、日本ワインの用意もあります。
山梨県に在る四恩醸造さんの「クレマチス」。爽やかなロゼで、和食にも合うテーブルワインです。
ぶどう品種のカリニャン50%、グルナッシュ30%、シラー20%をバランス良くブレンドしたフランス産の「ボン・ペシェ」。
フレッシュな果実味と柔らかなタンニン。ほど良いスパイシーさ。飲み応えもあって鴨肉などに最適です。
選べる2種類のそば
そばは、つるつるの微粉とザラザラの粗挽きの2種類から選べます。上の写真は、細かく挽いた微粉のせいろです。
細切りで手打ちなのに繋がりが良く、艶やか。よく噛めば、口中に甘味が沸き上がってきます。
夏季限定の「すだちそば」は、なんとも爽やかな一品です。
ワインや日本酒に合うおつまみも多彩。ゆっくりとそば前が楽しめて、締めにおいしい手打ちのそばも味わえる。ぶらりと気軽に立ち寄れるカジュアルな雰囲気。あなたも是非、楽しまれてはいかがでしょうか?
【店舗情報】
住所:東京都杉並区西荻南3-10-3
営業時間:水~月18:00~23:00、日曜営業
定休日:火曜日
参考URL:http://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13163144/
*店内は完全禁煙です。
2.「築地さらしなの里」
築地に明治32年創業の老舗「築地さらしなの里」。そば屋さんの名門「更科」の系統のお店で、テレビ番組でも度々取り上げられている名店です。
昭和52年に出前をやめ、完全手打ちに切り替えました。現当主は4代目の赤塚滋行氏。ワインを置くなど革新的な経営に取り組んでいます。
アクセスは地下鉄日比谷線築地駅から徒歩1分、有楽町線新富町駅から徒歩3分と便利な立地です。
店内はそば屋さんらしい落ち着いた和のテイスト。1階は禁煙、2階は喫煙可となっており、宴会用のお座敷コーナーもあります。
日本ワインが楽しめる
日本酒は各種の地酒のほか、焼酎、そして日本ワインが用意されています。今はまだ、ワインを置くそば屋さんは少ないですが、ワインに合う食材は意外と多いのです。このお店は築地市場に近い場所柄、そば屋さんとしては珍しく新鮮な刺身や魚介類も出すので、白ワインが好適。
いただいたのは、山梨県にある丸藤葡萄酒工業の「ルバイヤート」。
甲州種を使ったシュール・リー製法。瓶詰直前まで澱引きをしない製法で、厚みのある味わいが特徴。すっきりとした辛口で、和食全般によく合います。
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