ライター : macaroni 編集部 植松

エディトリアルフォトグラファー

ギャラリーやレンタルスペースを併設

JR日暮里駅、東京メトロ千代田線千駄木駅のそれぞれから徒歩5分の場所にある「ハギソー(HAGISO)」は、築60年の木造アパートをリノベーションした“最小文化複合施設”。 その1階にある「HAGI CAFE(ハギカフェ)」は、ギャラリーやレンタルスペースが併設された、アートの香り漂うおしゃれで居心地の良いカフェです。 周辺では、漆黒に塗られた外観がもの珍しく見えるのか、足を止めて眺める人をよく見かけます。

木造アパートのにおいが残る店内

店内は、アパートだった頃の柱と梁をそのまま残したウッディな空間。奥行きがあり、天井も高いので、かなり開放感があります。 芸大が近く、ギャラリーやレンタルスペースを利用する人が飲食することもあるからか、利用者はどこかクリエイティブな雰囲気を漂わせた人が多いという印象。 また、入口のケージでは文鳥などの小鳥が飼われていて、可愛らしいさえずりがいい感じのBGMとなっています。
暖かい季節、天気の良い日は、こちらのテラス席がおすすめ。陽射しの温もりと風を感じながら、心地よいひとときを楽しめますよ。

一番人気はスパイシーなキーマカレー

フードメニューのバリエーションが多く、さまざまな料理を提供している同店ですが、中でも人気が高いのが「半熟卵のキーマカレー」。 鳥の巣の上に卵を置いたようなこの盛り付け、なんともユニークですよね。 少し強めに塩を効かせたカレーは、辛味はひかえめですが、スパイシー。半熟卵を割って、トトリとした黄身と混ぜ合わせると、ちょうどよい塩加減となります。
こちらは「サバサンド」720円。サバサンドといえばトルコの名物料理のひとつですが、日本ではなかなかお目にかかれないメニューですよね。 具材はカリッと香ばしく焼き上げられたサバと、レタス、スライスオニオンなど。塩レモンドレッシングが効いていて、サバの魚臭さが上手に調味されています。ボリューム的にもなかなかで、結構食べ応えがありますよ。

コーヒー通も目の色を変える絶品ブレンド

ハギカフェへ足を運んだらぜひとも試してほしいのが、コーヒー「ハギソーオリジナルブレンド」450円。鳥取のオールドニュー焙煎工房本池から取り寄せたコーヒー豆から形の良いものを手作業で選び、丁寧に焙煎した豆を使って淹れられています。 その香りは、まるで果実のように華やかで芳醇。ほどよい酸味も心地よく、苦みはマイルド。コーヒー通も目の色を変える完成度を、ぜひご自分の舌と鼻で味わってみてください。

日本の四季を感じるモーニング

もし朝から谷根千エリアに出かける用事があるのであれば、モーニングもおすすめです。 「旅する朝ご飯」をコンセプトとするハギカフェの朝食は、日本の地域を四季で分け、季節ごとの旬な食材で作る、和食の朝ごはん。 朝からしっかりと、そして良質な食事をしたいときは、ぜひハギカフェに足を運んでみてほしいと思います。
併設のギャラリー、レンタルスペースでは、随時さまざまなイベントが行なわれているので、それを目当てに行ってみるのもよさそう。アートの香る素敵なカフェで、充実のひとときを味わってみてくださいね。

店舗情報

ハギ カフェ 住所:東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO 1F TEL:03-5832-9808 営業時間:8:00〜10:30 (モーニング営業)、12:00〜21:00 定休日:なし(※臨時休業あり) 参考URL:http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13153660/
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