ライター : china0515

フードアナリスト2級

食からポーランド旅気分。「ルブリン」の郷土料理を味わう

Photo by china0515

玉ねぎとケシの実をのせたパン、初夏に親しまれる冷製スープ、もちもち食感の郷土料理……。そんな少し気になる料理が根づくのが、ポーランド東部の都市・ルブリン。

まだ日本ではあまり知られていませんが、美しい街並みや多文化の歴史とともに、独自の食文化が息づく町として注目を集めています。

都内では、2029年の「欧州文化首都」認定を機に、PRイベント「東ポーランド・ルブリンの味と旅の時間」が開催。本記事では、イベントで味わった郷土料理を通して、ルブリンの食の魅力をレポートします。

ポーランド東部・ルブリンがいま注目される理由

Photo by 孫寸本

ルブリンは、ポーランド東部に位置する都市。多文化が交差する土地として発展し、歴史やアートとともに、地域に根づく豊かな食文化が受け継がれてきました。

2029年には、欧州連合(EU)が毎年1〜2都市を選出する「欧州文化首都」に認定。一年を通してさまざまな芸術・文化イベントが開催される予定で、いま注目を集めています。

ルブリンの魅力

  1. ルネサンスの美しい建築
  2. 西洋文明と東洋の精神性が行き交う歴史的な場所
  3. 公共空間でのアートとの触れあい

都内のポーランド料理レストランで「ルブリン」の郷土料理を体験

Photo by Ani Mru Mru

イベント会場は、東京・永田町にあるポーランド料理を楽しめるレストラン「Ani Mru Mru(アニ ムル ムル)」。この日は、ポーランド出身の料理人兼クリエイター・オラさんによる特別メニューが振る舞われました。

提供されたのは、すべてルブリンの郷土料理から着想を得たコース。東ポーランドの初夏をイメージし、季節の野菜やハーブ、伝統的な味わいを組み合わせた料理が並びました。素朴ながら奥行きのある味わいからは、地域に根づく家庭料理の温かさも感じられます。

伝統的なパン「Cebularz(ツェブラシュ)」

Photo by china0515

「Cebularz(ツェブラシュ)」は、ポーランド東部・ルブリン地方発祥の伝統的なパン。平たい生地に玉ねぎとケシの実をのせて焼き上げるのが特徴で、現地ではソウルフードのひとつだそう。

今回のメニューでは、玉ねぎのやさしい甘みとケシの実のプチプチとした食感が重なり、素朴ながらあとを引く味わい。さわやかな香りのディルオイルとも好相性でした。

夏に親しまれる冷製スープ「Chłodnik(フウォドニク)」

Photo by china0515

「Chłodnik(フウォドニク)」は、「Chłodny(冷たい)」を語源とする、ポーランドで夏に親しまれている冷製スープ。地域や家庭によって使う食材は異なりますが、野菜やハーブを使ったさっぱりとした味わいが特徴です。

今回は、グリーンピースときゅうり、ハーブを合わせた1杯。鮮やかなグリーンが印象的で、きゅうりのさわやかさとグリーンピースのやさしい風味を楽しめました。

餃子やラビオリのような「Pierogi(ピエロギ)」

Photo by china0515

「Pierogi(ピエロギ)」は、ポーランドをはじめ東欧で親しまれている郷土料理。もちもちとした生地で具材を包んだ料理で、日本でいう餃子やラビオリにも少し似た存在です。

いただいたのは、そばの実、フレッシュチーズ、ミントをグリーンの生地で包み、オニオンオイルをかけた初夏らしいひと皿。

Photo by china0515

もっちりとした生地に、そばの実の香ばしさ、チーズのコク、ミントの清涼感が重なり、軽やかな味わいを楽しめました。
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