ライター : 平松芽生(mei)

トラベル・グルメ系ライター/編集者/インフルエンサー

コーヒー文化の発展を目指す、C-Unitedの取り組み

Photo by 平松芽生

「珈琲文化の創造と発展を通じて人々を幸せにする」。

そんな理念を掲げるC-United株式会社(以下、C-United)は、『珈琲館』『カフェ・ベローチェ』『カフェ・ド・クリエ』など、誰もが一度は訪れたことのあるカフェブランドを全国に約560店舗展開しています。

Photo by 平松芽生

なかでも『珈琲館』は、“一杯のコーヒーに心をこめて。”というポリシーのもと、焙煎や抽出方法にこだわり、コーヒーの奥深さを丁寧に届けてきました。

今回は、そんなC-Unitedが開いている社内大学「珈琲大学」の特別講座に参加。本来は従業員の方だけが受講できる専門研修のプログラムということで、ドキドキワクワクしながら伺いました。

ハンドドリップやサイフォンでの抽出体験、新商品のテイスティングやフードペアリングまで、コーヒーをまるごと楽しむ贅沢な体験をレポートします♪

抽出方法で味が変わる!コーヒーのこだわりを体験

Photo by 平松芽生

コーヒーの味わいを決める大きな要素のひとつが、抽出方法です。

『珈琲館』では、オーダーを受けてから一杯ずつ丁寧に、ハンドドリップやサイフォンでコーヒーを淹れています。いずれも「心をこめた一杯を届けたい」という珈琲館ブランドの姿勢が伝わります。

特別講座では、家庭で人気のハンドドリップ、そして香り高い一杯が楽しめるサイフォンを実際に体験することができました。

ハンドドリップ

Photo by 平松芽生

ハンドドリップは、お湯の量や注ぎ方、蒸らし時間などのちょっとした違いで味わいが大きく変わります。最初に豆全体にお湯を行き渡らせてガスを抜くことで、雑味を抑え、クリアな味に仕上がります。シンプルながら、淹れる人の技量で変わる奥深さもありました。

ゆっくりと抽出される過程は眺めているだけでも心が落ち着き、口に含んだときに豆の個性が際立ちます。

サイフォン

Photo by 平松芽生

ガラス器具を通してコーヒーが抽出されるサイフォンは、まるで理科の実験のようで、思わず見入ってしまう楽しさ!

体験するまでは「むずかしそう……」と心配でしたが、お湯の温度や攪拌のタイミング・回数、抽出時間を守るだけで、安定したおいしさを引き出せることがわかりました。

お湯の温度が高めのサイフォンコーヒーは、しっかりした香りとコクが特徴です。

本社1階の自社焙煎所で焙煎されるコーヒー豆

Photo by 平松芽生

浜松町にある東京本社の1階には、ダイバーシティ・エクイティアンドインクルージョン推進の一環として、2024年に開設された自社焙煎所があります。

ここでは、障がいをお持ちの方々(以下、CUクルー)がコーヒー生豆のブレンドから焙煎、梱包、発送まで一貫しておこなっているのだそうです。

Photo by 平松芽生

煙や熱風を出さない最新焙煎機「Bellwether Roaster」が導入されているため、室内でも安全に焙煎ができるのだとか!

Photo by 平松芽生

また、焙煎後の欠点豆を取り除く作業(ハンドピック)をCUクルーの方々が目視で丁寧におこなっていることも、安定した味わいの秘密のようです。

特別講座では、焙煎したコーヒー豆を分別する作業を実際に体験したのですが、手作業はかなりの集中力が必要でした……!

季節限定の新商品「タンザニア エーデルワイス」を先行試飲

Photo by 平松芽生

イベントでは、10月23日(木)から全国の「珈琲館」で季節限定発売される自社焙煎コーヒー、「タンザニア エーデルワイス」のお披露目も。

CUクルーが焙煎した自社焙煎珈琲を全国規模で展開するのは、はじめての試みなのだそうです。

Photo by 平松芽生

最速先行試飲に合わせて登場したのが、『珈琲館』の看板メニューである「トラディショナル・ホットケーキ ホイップクリーム付き」、「特製ナポリタン」、「ハウスサンドB」。

「タンザニア エーデルワイス」はナッツやスパイスのような香り、柑橘系のすっきりとしたやわらかな酸味とやさしい甘みが特徴で、フードと合わせるとコクがぐっと引き立ちます。

Photo by 平松芽生

実は、トマトの風味はコーヒーとの相性が抜群。そのため、喫茶店にはナポリタンやトマトの入ったサンドイッチメニューがあるようです。

今回のペアリング体験でも、『珈琲館』の「特製ナポリタン」や「ハウスサンドB」とコーヒーを合わせることで、それぞれのうまみをさらに感じられました。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ