11. 蒸らす

ポイント

  1. 圧力IH炊飯器の場合はブザー等が鳴ると同時に蒸らしも終わっているため、さらに蒸らす必要はない
  2. 直ぐに蓋を開けて、余分な蒸気を逃がしてから素早くほぐし始める
    (保温するとほぐすことができなくなってしまうだけでなく、味と食感が悪くなるので、タイマー炊飯を使用する場合は注意)

12. ほぐす(白米・分搗き米・玄米共通)

ポイント

  1. ごはんに垂直にしゃもじを入れて、そのまましゃもじを引っ張って1/2に切り分ける
  2. さらにごはんに垂直にしゃもじを入れて1/4に切り分ける
  3. 切り分けた1/4を3/4の上にひっくり返してのせ、ごはん粒をひとつずつ切り離すようにしてほぐす
  4. 残りも同様に、すべてのごはん粒を切り離すようにほぐす

古古米・古古古米をよみがえらす方法

古くなったお米の表面は、乾燥や酸化をしていることがあり、汚れてもいます。そのままお米を研ぐとパサパサに炊けたり、粘りがなかったり、硬く炊けてしまったり……、もっとも悪い例は「古臭いにおい」が出てしまうことです。

それをなるべく精米したての炊きあがりに戻すためには、お米の表面を一皮剥いてあげる、つまり「再精米」をするのがおすすめ。

再精米のポイント

  1. 金網のザルに、正しく計量した白米を入れる
  2. お水をかけずに、白米の表面を一皮剥くようなイメージで、金網のザルに擦り付ける
  3. ザルの下に細かな粉が落ちているのが確認できたら、再精米ができている証拠
  4. 粉がしっかり落ちたら、通常の研ぎ方で白米を研ぐ

新米・古米をブレンド(混ぜる割合)する場合のコツ

古米・備蓄米を買ったもののおいしいと思えない、好みの味と違った、物足りない、品質が低下してしまった等を感じる場合は、ご家庭でのブレンドをおすすめしています。ブレンドの方法は実は簡単で、基本形は7:3です。

例えば、
【 古米・備蓄米にあまり違和感はないが、もう少し艶とかやわらかさが欲しい】
→備蓄米が7:家庭にあるお米が3

【古米・備蓄米をお弁当に使用したい】
→備蓄米が5:家庭にあるお米が5

【古米・備蓄米が好みではない】
→備蓄米が3:家庭にあるお米が7

なお下記のように、ブレンドしても効果が出ない比率もあります。
古米・備蓄米が1:家庭にあるお米が9
古米・備蓄米が9:家庭にあるお米が1

ブレンド比率を変更することでいろいろな特徴・食感・味が楽しめますので、ぜひ試してみてください。

古米・備蓄米は工夫しておいしく食べよう♪

実際に備蓄米や古米を食べた方のSNSのコメントを見ると、「普段のお米と全然変わらずおいしく食べられた」というものもあれば、「風味が落ちているのが気になった」「やっぱり硬さは感じた」という情報も。そんなお悩みを抱えている方は、ぜひ本記事でご紹介した方法を試してみてくださいね。

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