ライター : donguri

グルメライター

五ツ星お米マイスターに教わる「古米をおいしく食べる方法」

お米の価格高騰により、2025年3月半ばから政府備蓄米の放出が開始されました。そんななか、「古米」「古古米」「古古古米」といった言葉を耳にする機会も増えましたよね。

この記事では、五ツ星お米マイスター 西島さん監修のもと「古米をおいしく食べる方法」をご紹介。「備蓄米を買ってみたいけれど、おいしく食べられるか心配」「購入したものの好みの味と違った」なんて方は必見ですよ♪
五ツ星お米マイスター 西島豊造(にしじま・とよぞう)さん
株式会社スズノブ 代表取締役。北里大学獣医畜産学部畜産土木工学科卒業後、北海道で農業コンサルタントに勤務し、1988年9月に家業の株式会社スズノブを継ぐ。

五ツ星お米マイスターの資格持ち、新しいお米の時代を作っていきたいという考え方から、大学時代に得た「土」の知識、北海道で得た「農業土木」の知識、産地を回ることで得た知識等を活かしながら、産地と消費者をつなぐパイプ役として、多くの生産地の、産地の特徴を活かした地域ブランド米作りと地域活性化を手伝っている。

NHK『趣味どきっ! ニッポンのうまい米』、フジテレビ『ホンマでっか!?TV』などメディア出演多数。大手家電メーカーの炊飯器・精米機・お米にあう食品の監修など多岐にわたって活動。

古米・備蓄米の研ぎ方や炊き方のポイント

用意しておくもの

  1. 冷蔵庫の野菜室で保存している白米
  2. 冷やしたお水(浄水器 or ミネラルウォーター)
  3. 計量カップ or 計り
  4. 米をそぎ落とすための箸等
  5. 米が研げる大きめのボール or 炊飯器の内釜等

1. 米を計量カップに入れ、正確にはかる

ポイント

  1. 米は冷たいまま計量カップに入れる
  2. カップに山盛りにしてから軽くゆすって詰め込み、箸などで表面をなぞるようにして余分な米を落とす

2. ボウルや内釜に米を入れ、水を注ぎすすぐ

ポイント

  1. 冷たい水(浄水器の水やミネラルウォーター)を使う
  2. 水を注ぐ際は素早く、すべての米が浸かるまで入れる
  3. 表面の汚れを浮かすように数回軽くかき混ぜてから、直ぐに水を捨てる
  4. 作業は素早くおこなう(この間は10秒程度)

3. もう一度すすぐ

ポイント

  1. もう一度水を入れ、汚れを浮かすように数回軽くかき混ぜてから、水を捨てる
  2. 使う水は水道水でOK
  3. 作業は素早くおこなう(この間は10秒程度)

4. 米を研ぐ(1回目)

ポイント

  1. ほぼ水が切れた状態になっているボウルか内釜で研ぐ
  2. 備蓄米や古米は乾燥していて割れやすいので、ザル研ぎはしない
  3. 研ぐときの手はソフトボールを握ったような形にする
  4. シャカシャカと音が出る一定のリズムとスピードで、米同士の摩擦で表面を研磨するように20回程度研ぐ
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