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上五島を訪れたら泊まるべきリゾートホテル「マルゲリータ」
Photo by macaroni
長崎県の西方、五島列島の北部に位置する「上五島」は、豊かな自然と深い信仰の歴史が息づく島々。碧く透き通る海、点在する教会群、素朴な漁村の風景――ここには、日常を離れて心から深呼吸できる時間が流れています。
そんな上五島には、個性のことなる2つのリゾートホテルがあります。「五島列島リゾートホテル マルゲリータ」は、海と空の交わる静かな高台に。「五島列島リゾートホテル マルゲリータ奈良尾」は、港町の高台から五島灘を一望できる絶景と地元食材の恵みにあふれています。
この記事では、筆者が両ホテルの魅力を詳しく紹介します。
そんな上五島には、個性のことなる2つのリゾートホテルがあります。「五島列島リゾートホテル マルゲリータ」は、海と空の交わる静かな高台に。「五島列島リゾートホテル マルゲリータ奈良尾」は、港町の高台から五島灘を一望できる絶景と地元食材の恵みにあふれています。
この記事では、筆者が両ホテルの魅力を詳しく紹介します。
五島列島リゾートホテル マルゲリータ
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長崎県・五島列島の中通島。海をのぞむ高台にたたずむ「五島列島リゾートホテル マルゲリータ」は、まるで時間がゆっくりとほどけていくような静かな場所です。
2012年3月にオープンしたこのホテルは、かつて国民宿舎だった建物を全面改装して生まれ変わりました。マルゲリータは、イタリア語で“マーガレットの花”という意味をもち、館内のいたるところにマーガレットの花が描かれたホテルロゴや、テーマカラーの白と黄色が登場します。
2012年3月にオープンしたこのホテルは、かつて国民宿舎だった建物を全面改装して生まれ変わりました。マルゲリータは、イタリア語で“マーガレットの花”という意味をもち、館内のいたるところにマーガレットの花が描かれたホテルロゴや、テーマカラーの白と黄色が登場します。
水平線に溶け込むような美しい佇まい
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3階建ての低層の建物は、なだらかな山の稜線に沿って設計され、水平線に溶け込むような美しい佇まい。客室は全29室で、これは島にある教会の数と同じ。そして、五島の教会群と同じように、マルゲリータのすべての部屋も海に向かって開かれています。
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客室へと向かう館内の道中には、思わず足を止めたくなるような場所が点在しています。廊下の先にふと現れるのは、味わい深いアンティークの本棚。
重厚感のある木の棚に並ぶのは、ぱらりとページをめくるだけでも心が弾む海外の書籍など、滞在時間をより豊かにしてくれるセレクションばかり。客室に向かうまでのわずかな移動さえも、旅の大切な一コマとして記憶に残ります。
重厚感のある木の棚に並ぶのは、ぱらりとページをめくるだけでも心が弾む海外の書籍など、滞在時間をより豊かにしてくれるセレクションばかり。客室に向かうまでのわずかな移動さえも、旅の大切な一コマとして記憶に残ります。
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棟を移動する途中には、息をのむような景色に出会えるバルコニーも。海と空がゆるやかに溶け合う水平線を一望できる特等席のような場所です。
そこにはリクライニング式のウッドチェアがゆったりと配置されており、座っているだけで、潮風とともに心までもほぐれていくような心地よさを感じました。
そこにはリクライニング式のウッドチェアがゆったりと配置されており、座っているだけで、潮風とともに心までもほぐれていくような心地よさを感じました。
修道院をイメージして造られた客室
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客室は「スーペリア」「デラックス」「スイート」の3タイプ。どの部屋も、修道院をイメージしてデザインされたというシンプルでクラシカルな空間で、白を基調としたインテリアが印象的です。
筆者が宿泊したのは「デラックス」のお部屋。ドアを開けてまず目を奪われたのは、窓の外に広がる景色でした。見渡す限りの空と海。そして、ときおり風に乗って舞う鳥たちの姿……。
筆者が宿泊したのは「デラックス」のお部屋。ドアを開けてまず目を奪われたのは、窓の外に広がる景色でした。見渡す限りの空と海。そして、ときおり風に乗って舞う鳥たちの姿……。
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ベッドの上には、ホテルオリジナルのマーガレット型キャンディがウェルカムフードとして用意されていました。
そっと添えられたカードには、滞在日の「日の出」と「日の入り」の時刻が。自然のリズムを感じながら過ごしてほしいという、あたたかな心配りが伝わってきます。
そっと添えられたカードには、滞在日の「日の出」と「日の入り」の時刻が。自然のリズムを感じながら過ごしてほしいという、あたたかな心配りが伝わってきます。
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客室にはフロアランプのやさしい灯りがともり、空間の一部に穏やかな陰影を落としていました。静かな癒しに包まれる、心地よいひとときの始まりです。
食事は「レストラン 空と海の十字路」で
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ホテルの1階にあるレストラン「空と海の十字路」は、白を基調とした素朴でクラシカルな雰囲気の空間が広がります。
朝昼は太陽の光がやわらかく差し込み、夜は温かい照明がテーブルの上を照らす居心地の良い店内。まるで地中海沿いの小さな町にあるレストランに訪れたような、非日常のひとときを過ごせます。
朝昼は太陽の光がやわらかく差し込み、夜は温かい照明がテーブルの上を照らす居心地の良い店内。まるで地中海沿いの小さな町にあるレストランに訪れたような、非日常のひとときを過ごせます。
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ここでは五島の新鮮な魚介や野菜を使った、やさしい味わいのイタリアンを堪能。
大人数用のテーブル席も多く家族連れでもゆったりと着席できるのもうれしいポイントです。暖かい季節には、テラス席の利用もおすすめ。
大人数用のテーブル席も多く家族連れでもゆったりと着席できるのもうれしいポイントです。暖かい季節には、テラス席の利用もおすすめ。
五島食材をふんだんに盛り込んだ「前菜五種盛合わせ」
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ここからは夕食のコースの一部を紹介します。
前菜は右から、オリジナルのレモンドレッシングとからすみをかけた “上五島天然のひらまさ”、あご出汁風味の五島産かぶのソテー。
続いて、きびなごのカルピオーネ（揚げた魚介類に酸味の効いたソースをかけた南蛮漬けのような料理）、ブランド豚「五島美豚」のロースハム、小値賀島産よしろうトマトのクロケット。
前菜は右から、オリジナルのレモンドレッシングとからすみをかけた “上五島天然のひらまさ”、あご出汁風味の五島産かぶのソテー。
続いて、きびなごのカルピオーネ（揚げた魚介類に酸味の効いたソースをかけた南蛮漬けのような料理）、ブランド豚「五島美豚」のロースハム、小値賀島産よしろうトマトのクロケット。
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