ライター : china0515

フードアナリスト2級

注目の “熟成肉専門店”。ハイエンドな焼肉レストランとは?

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2019年、黒毛和牛の熟成肉を専門に扱う日本でも珍しい焼肉レストランとして銀座に誕生した「銀座焼肉 Salon de AgingBeef」。上質な熟成肉をコースで楽しめるハイエンド店として話題を集めてきました。

そして2025年5月9日(金)、店舗の移転に伴い、さらに洗練された空間と新メニューを携えてリニューアルオープン。

本記事では、進化を遂げた「Salon de AgingBeef」の魅力を、コースで楽しめるおすすめメニューとともにご紹介します。

銀座「銀座焼肉 Salon de AgingBeef」

Photo by 株式会社ベルーナ

リニューアル後も銀座に拠点を構える「銀座焼肉 Salon de AgingBeef」。内装は五感を刺激するアーティスティックな空間へと進化し、個室も完備されているため、会食や記念日など幅広いシーンで利用できます。

今回のリニューアルでは、“和の技法”を取り入れた新コースが登場。厳選した米沢牛を塊のまま3週間かけて乾燥熟成(ドライエイジング)し、旨みを凝縮。熟練のスタッフが肉の個性を見極め、丁寧に火入れすることで、焼肉の枠を超えた美食体験が完成するといいます。

食べるべきはこれ!おすすめメニュー

熟成米沢牛ユッケ 真昆布包み

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「熟成米沢牛ユッケ 真昆布包み」は、丁寧に熟成された米沢牛に、茗荷やばんネギ、胡麻などの香味豊かな薬味を合わせ、真昆布でやさしく包んだひと品。

鰹出汁をかけ、全体を混ぜてからいただきます。

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中に忍ばせた卵黄がとろりと溶けだし、熟成米沢牛の濃厚な旨みと脂の甘みが一体となって、口の中で贅沢にとろけます。

茗荷やねぎのシャキッとした食感と香りがアクセントに。真昆布で包んでいることで、旨みがぎゅっと閉じ込められた、奥行きのある味わいのユッケに仕上がっています。

一番出汁のしゃぶしゃぶ仕立て

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サイフォンを使って仕上げる「一番出汁のしゃぶしゃぶ仕立て」。見た目のインパクトもあり、会話がはずみます。

サイフォンの上部には2種類の厚削り鰹節、下には北海道羅臼昆布、吟醸酒の昆布水が入っていますよ。

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サイフォンで丁寧に抽出した一番出汁を、薄くスライスした米沢牛にそっとかけていただく逸品。熱々の出汁がやさしく火を入れ、米沢牛の旨みをふわりと引き立てます。

京ネギやミツバ、出汁醤油を加えた鬼おろしとともに口に運べば、出汁の香りと牛肉の深いコクが広がります。後味は鬼おろしでさっぱりと。

極上ロースのすきやき ふわとろ奥久慈卵と

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「極上ロースのすきやき ふわとろ奥久慈卵と」は、極上のロース肉をサッと焼き上げ、えのきや白菜、青菜など季節の野菜と合わせ、繊細に共立てした茨城産「奥久慈卵」と特製割下にくぐらせて楽しむひと品です。

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口の中に入れた瞬間、舌の温度で溶けていく、脂の甘みを感じられるロース肉。季節野菜の食感もよく、後味さっぱりと楽しめますよ。

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「奥久慈卵」は、濃厚な黄身とまろやかな味わいが特徴。割下では泡立てることでふわふわな口あたりとなり、肉の旨みをやさしく包み込みます。ふわとろな割下との絶妙なバランス!

八代目儀兵衛特選米の土鍋ご飯 本枯節・山ワサビと

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コースのシメは京都の老舗「八代目儀兵衛」に特別にブレンドを依頼した銀座サロンドエイジングビーフ専用の特選米を使った土鍋ご飯。

ひと粒ひと粒が立つように丁寧に炊き上げられています。

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仕上げに目の前で削る鹿児島県枕崎産の本枯節、北海道産の山ワサビをたっぷりと合わせて完成。ふわっと広がる本枯節や山ワサビの香りが食欲をそそります。

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粒立ちのいいお米の旨みに本枯節の香りと旨み、山ワサビのさわやかな香りがバランス抜群。土鍋だからこそ味わえるおこげの旨みと香りも引き立ち、シンプルながらも素材の良さが際立つひと品です。
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