ライター : あき

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タッパー(保存容器)についた匂いを取る方法は?

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食材や料理を入れておくのにぴったりな保存容器。繰り返し使っていると食品の匂いが染みつきやすくなり、食器用洗剤でも落ちにくくなることがあります。特にカレーやキムチを保存すると、いつまでも嫌な匂いが残りがちですよね。

そこで本記事では、匂い取りに効果的な4つの方法を検証。効果を感じられたおすすめの方法から順に紹介していきます。古い保存容器の匂い取りにも使えるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※「タッパー」はタッパーウェア社のみが使用できる登録商標です。

保存容器の匂いの取り方と特長まとめ

使用するもの特長
キッチン用漂白剤漂白剤の力で匂いをすっきり取り除く
重曹弱アルカリ性なので酸性の匂いを中和させる
浸透圧作用が容器表面の匂いを吸収する
米のとぎ汁界面活性剤の働きをする物質が含まれている
本記事では、上記の4通りの方法を実践しました。匂い取りに効果があるとされるやり方はいろいろありますが、手軽さを重視してキッチンに常備してありそうなアイテムを厳選しています。

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同条件で検証できるよう、新品の同じ保存容器を4つ用意。ほぼ同じ量のキムチを入れて冷蔵庫で丸1日寝かせたあと、食器用洗剤で洗い流しました。

この時点でキムチの匂いはしっかり残っています。はたして匂いは取れたのか、以下で検証結果を詳しく紹介していきます!

1. キッチン用漂白剤で匂いを取る方法

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キッチン用漂白剤で匂いを取る方法

  1. 保存容器に水を入れる
  2. キッチン用漂白剤に記載された分量を注ぐ
  3. そのまま30分放置する
  4. しっかり水洗いをしてから乾かす
汚れ落としや除菌のイメージがあるキッチン用漂白剤ですが、消臭効果も期待できます。やり方はとても簡単で、水を入れた保存容器に漂白剤を入れて放置するだけ。熱湯はNGですが、40~50℃ぐらいのお湯を使うとより効果的です。

また、キッチン用漂白剤を入れてからの放置時間は、30分ぐらいまでを目安にしましょう。長時間放置するとプラスチックを傷めてしまうことがあるので、注意が必要です。

どのくらい匂いが取れる?効果とは

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4通りのやり方のうち、もっとも匂いが取れたと感じたのはキッチン用漂白剤です。キムチのモワッとする匂いはほぼなくなり、ほかの食品を安心して入れられるレベルまで消臭できました。反対に、漂白剤の匂いがかすかに残ってしまい、人によっては気になるかもしれません。

なお、保存容器の中に漂白剤入りの水を入れる方法では、フタについた匂いがわずかに残ってしまいます。全体の匂いを取るなら、洗い桶に水と漂白剤を入れ、容器とフタをつけおきするほうがよさそうです。

検証結果のレポまとめ

  1. 匂いがほぼ消えた!フタも消臭するならつけおきがよさそう
  2. 漂白と除菌も同時にできるので、食品の色が移ってしまった容器におすすめ
  3. 漂白剤の扱い方や長時間放置には注意が必要

2. 重曹で匂いを取る方法

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重曹で匂いを取る方法

  1. 保存容器にぬるま湯を入れる
  2. 重曹を小さじ2~3杯入れてかき混ぜる
  3. 数十分から数時間放置する
  4. 水で十分に洗い流してから乾かす
水回りのお掃除によく使われる重曹。弱アルカリなので、酸性の匂いに反応して中和させ、匂いを取る働きがあります。油汚れにも強いので、ベタつきが気になる保存容器にもおすすめです。

重曹には粉末と液体があり、本記事では粉末タイプを使用しました。ぬるま湯を使用するとサッと溶けますが、粉が残りやすいためしっかりかき混ぜましょう。今回はキッチン用漂白剤と同じく30分放置しましたが、匂いが気になるときは数時間置いておいても大丈夫です。

どのくらい匂いが取れる?効果とは

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重曹を使う方法でも、ほぼ匂いが取れました。キッチン用漂白剤の消臭効果と比べても甲乙つけがたく、重曹のほうがわずかに劣るぐらいです。長時間放置すれば、より効果が期待できそう。

粉末を溶かすためにかき混ぜるのがやや手間ですが、安全性が高く扱いやすいのがメリット。洗うのを忘れていて長時間放置してしまっても安心ですね。フタも消臭するときは、洗い桶に重曹を溶かしてつけおきしましょう。

検証結果のレポまとめ

  1. 30分放置でもかなり匂いが消えた。長時間放置すればさらに効果が出そう
  2. 匂い取りだけでなく油のベタつきも落とせる
  3. 安全性が高く扱いやすいから手軽に使える
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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