喧嘩や裏切り行為

普段から避けるにこしたことはありませんが、特に三が日は喧嘩や裏切り行為がタブーとされています。新年のおめでたい時期に悪いおこないをすると、縁起が悪いという理由からです。

三が日は家族や親せきが集まってお酒を飲む機会が多いため、人間関係のトラブルが起きやすくなります。子供たちのテンションも上がって兄弟喧嘩が起きやすくなるので、いつも以上にゆったりと過ごすよう気を付けたいですね。

お賽銭以外のお金を使う(浪費)

年の初めの三が日にお金をたくさん使いすぎると、その1年はお金が貯まらないという説があります。お正月は初売りやお年玉、帰省や旅行などでどうしても散財しがちですよね。無駄な浪費を避け、事前に支出の予測を立てて計画的に使いましょう。

なお、お賽銭は神様への祈願や感謝の気持ちを伝えるためのものなので、お金を使う行為には該当しません。

まだある風習

  1. 爪を切る(指を切って血を流してしまう・体の一部を切り落とすなど)
  2. 布団を干す(掃除と考えられ福を逃してしまう)
  3. 牛肉、豚肉など四足動物の肉を食べる(仏教の教え・昔の天皇の禁止令説など)
  4. ついで参り(用事のついでに墓参りに行くのはご先祖様に失礼)
現代では少数派ですが、地域によってはまだ残っている風習もあります。ここで紹介した以外にも、地域や家系ならではのNG行為があるかもしれません。年末年始に帰省した際に、訊いてみるのも一興ですよ。

三が日におすすめの過ごし方

初詣年の初めにお参りすると新年の幸福が増える
目標・抱負を考えるやるべきごとが明確になり目的意識を持って行動できる
書き初め1年の目標を文字で表現して気を引き締める
大切な人と過ごす1年でもっともめでたい期間を家族や恋人と一緒に祝う
リラックスする忙しい日常から離れゆっくり過ごして気分をリフレッシュ
三が日は1年のなかでも特別な期間。普段、家族と離れている人は、できるだけ帰省して一緒に過ごしたいですね。日常を忘れてゆっくり過ごし、お正月にしかできない伝統行事を楽しみましょう。

無理のない範囲で日本ならではの伝統文化を楽しもう

掃除を含め、三が日にやってはいけないことは諸説ありますが、あまり神経質になりすぎると何もできなくなってしまいます。昔の風習は知識として吸収しつつ、無理のない範囲で現代の生活に合わせたお正月を楽しんでみてくださいね。
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