ライター : macaroni トレンド

ローソンの開発担当者に聞く。「飲むマヨ」の誕生秘話

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発売前から話題になり、テスト販売後もSNSを席巻中の「飲むマヨ」。ローソンから発売された商品のなかでもかなり攻めた商品で、世間をざわつかせています。一体どんな経緯で誕生したのか、なぜ開発されたのか気になっている人も多いはず。

ということで、「飲むマヨ」の考案者である、株式会社ローソンの山田さんにインタビュー。山田さんはおもにチルド飲料の商品を担当、これまでに「飲むカントリーマアム ココア味」の開発も進めてきた人物です。
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きっかけは同期との食事中の会話だった

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ーーSNSでは「社内に熱烈なマヨラーがいるのでは!」という声もありましたが、開発に至ったきっかけは何だったのでしょうか?
山田さん 実は、熱烈なマヨラーというわけではありません(笑)きっかけは、同期と人気のファミレスチェーン店でごはんを食べているときに「ここのマヨネーズがおいしい、これなら飲める」と会話したことでした。

マヨネーズ好き、いわゆるマヨラーの人はたくさんいる一方で、そのまま飲むのはちょっと……と躊躇し、飲むには至ってない人もたくさんいるなと感じていました。そういった背徳感のあるような願望を叶えてみようかなと思い立って……。

「誰も買わない」の声が挙がるも、企画はすぐにGOサイン!

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ーーとても攻めた商品ですが、実際に企画が通るまでにどのくらいの時間がかかりましたか?開発当時の社内の反応も気になります。

最初はとにかく不評でした

山田さん 開発当時の社内の反応は良くなかったですね。上司に相談する前、身近な同期に話したところ、「やめておけ」「気持ち悪い」「狂気だ、誰も買わない」などなど、とにかく不評でした(笑)

しかし、上司に企画を出してからGOサインが出るまでは2日ほど。ほかの企画よりも早く進み、時間はかかりませんでした。

これまでローソンでは「味のしない?ガム(飴)」といった、ちょっと変わった商品が話題になったこともあり、「いいじゃん、やってみよう」という回答をもらってスムーズに進んだ印象です。

試作パターンは通常の倍!販売するまでには多くの苦労が…

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ーー企画が通るまで2日!想像以上の速さに驚きました。開発を始めてからはどうでしたか?
山田さん 企画が通るのはスムーズでしたが、実際に「これでいこう」と商品が決まるまでにはとても時間がかかりました。通常試作品は20パターンくらいですが、「飲むマヨ」は42パターンを試飲して、ようやく完成しました。

飲みやすいものではなく、マヨネーズの味を完全に再現したかった

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ーー42パターンとは、大変でしたね……。マヨネーズの味を再現するにあたり、とくに苦労したポイントやこだわった点はありますか?
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