ライター : pomipomi

webライター / 料理研究家

森永乳業の瓶詰め飲料が販売終了に。嘆きの声殺到

森永乳業は2024年3月末で、瓶詰めの飲料商品をすべて販売終了するそう。愛用者からは「ショック」「寂しい」とのコメントがあとを絶ちません。

本記事では詳しい内容をお届けしつつ、終売の背景に迫ります。SNSに寄せられているコメントも紹介。

なくなるのは瓶商品のみ。同名の紙パックタイプは存続

販売終了商品一覧

  1. 森永カルダス
  2. ラクトフェリンFe
  3. 森永牛乳
  4. 濃厚エースミルク
  5. ミルク生活 ドリンクタイプ
  6. 森永珈琲
  7. うるおうグルコサミン
森永乳業が取り扱っている瓶詰め飲料商品は、宅配専用の7品のみ。牛乳販売店を通じて各家庭に届けられているほか、温泉施設の売店や自動販売機などに置かれているケースもあるそうです。

2024年3月末にて、上記の商品がすべて販売終了に。なくなるのはあくまでも瓶商品のみです。同名の紙パックタイプは存続するということですよ。

瓶の洗浄や輸送における課題、時代のニーズなどが背景に

※画像はイメージです
瓶容器は再利用できるため、省資源化につながるのが利点。一方で瓶の回収によるエネルギーや、洗浄のための用水が必要になってしまいます。

輸送効率や配送頻度の課題、消費者が瓶を返却する手間、時代とともに変わる市場環境やニーズなども踏まえて、宅配サービスをリニューアルすることが決定。商品ラインアップを刷新するなかで、瓶詰め飲料の終売に踏み切ったそうです。

春からはペットボトルや紙の容器に

春からは宅配サービスを「健康サポート便」に変更。容器が瓶ではなく、ペットボトルや紙を中心とした、軽くてリサイクル可能な素材に変わります。

また容器のリニューアルに伴い、一部商品の賞味期限も延長になるそうですよ。

SNSには「残念すぎる」「寂しい」

Photo by macaroni

森永乳業は1929年に瓶詰め牛乳を発売。懐かしさや特別感から、多くの人々に愛され続けてきました。

販売終了の発表を知った愛用者たちからは「残念すぎる」「日々の楽しみが減ってしまう」のような声がずらり。嘆き悲しむ人が続出しています。

「もう銭湯で飲めないなんて辛い」「給食の牛乳、瓶だったんだよね。寂しい」「お風呂上がりに飲むのが習慣だったのに」「昭和の記憶が消されていく……」とのコメントもちらほら。

「絶滅する前に飲んでおかなきゃ」といった意見も多々寄せられていました。

せめて100年目までは…

森永乳業の瓶詰め飲料は、おいしいだけでなくレトロさも魅力。どこか懐かしい雰囲気が漂っており、飲むとほっとする人も多いのではないでしょうか?

せっかく95年も販売し続けてきたのなら、せめて100年目までは続いてほしかったですね。4月以降はもう販売されないため、思い残すことのないよう、存分に味わっておきましょう。
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