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パウンドケーキが分離した!理由や直し方は?
おうちで作れる人気のお菓子「パウンドケーキ」。いざ自分で作ったら、生地が分離してしまった!という経験がある方も多いのではないでしょうか。この記事では元パティシエの筆者が、パウンドケーキの生地が分離する原因や対処法をご紹介します。
パウンドケーキが分離する理由
パウンドケーキの生地が分離するのは卵を入れる際に起こります。基本的なレシピには「卵を室温に戻す」「溶いた卵を少しずつ加える」といった記載がありますが、これは生地の分離を防ぐための大事なポイントなんです。
卵が冷たいとやわらかいバターが冷え固まってしまい、分離が起こります。そのため、卵を室温に戻してバターに近い温度にすることが大切です。また、バターと卵は油と水の関係なので、元々混ざり合いにくい性質があります。一気に卵を加えると分離してしまうので、必ず数回に分けて混ざってから次の卵を加えましょう。
卵が冷たいとやわらかいバターが冷え固まってしまい、分離が起こります。そのため、卵を室温に戻してバターに近い温度にすることが大切です。また、バターと卵は油と水の関係なので、元々混ざり合いにくい性質があります。一気に卵を加えると分離してしまうので、必ず数回に分けて混ざってから次の卵を加えましょう。
分離する原因
- 卵の温度が低い
- 卵を入れる量が多かった
分離したまま焼くとどうなるか
分離した生地をそのまま焼くと膨らみが悪く、固い焼き上がりになります。食べてみると水分が少なくボソボソとした食感。断面は一見通常のパウンドケーキと変わりはないんですが、触ってみると目が詰まった感じがあります。決して食べられないわけではないですが、通常のものと比べるとあまりおいしくはありませんでした。
分離した生地を治す方法
分離し始めの状態ならツヤのある状態に戻すことは可能です。完全に分離してしまうと元に戻りにくく、焼き上がりの食感が悪くなってしまいます。卵を加えて分離し始めたな……と感じたら、すぐに対処しましょう。
生地を入れたボウルを40~50℃の湯せんにかけて混ぜます。このとき湯せんの温度が高すぎると、バターが溶けてしまうので注意しましょう。生地の温度を上げてなめらかな状態になればOKです。
湯せんにかけても完全に分離が直らない場合は、分量内の薄力粉を大さじ1~2加えて混ぜ合わせましょう。分離した水分を吸わせることで、ツヤのある生地に戻る可能性があります。
生地が分離していても、湯せんにかければなめらかな状態に戻すことができます。分離してしまっても諦めずに、対処法を試してみてください。
分離しても諦めずにおいしいパウンドケーキ作りを!
パウンドケーキでよくある失敗の生地の分離。卵を加える工程が最大のポイントです。もし分離しても復活させる方法があるので、諦めないでください。分離する原因に気をつけて、おいしいパウンドケーキ作りを楽しみましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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