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紅茶のジャンピングとは?
華やかな香り、美しい茶液の色、豊かな味わいが紅茶のおいしさ。これらを引き出すのに大切なのが「ジャンピング」です。
ジャンピングとは、熱湯を注いだ際にティーポットの中で起きる茶葉の上下運動のこと。茶葉をお湯の中で踊らせることで、茶葉一片一片から紅茶の香り・味・水色(※)を引き出すことができます。
※水色(すいしょく)……お茶の茶液の色
ジャンピングとは、熱湯を注いだ際にティーポットの中で起きる茶葉の上下運動のこと。茶葉をお湯の中で踊らせることで、茶葉一片一片から紅茶の香り・味・水色(※)を引き出すことができます。
※水色(すいしょく)……お茶の茶液の色
ジャンピングが起こる仕組み
沸かしたての熱湯を茶葉めがけて勢いよく注ぐと、水中の酸素が気泡となり茶葉の表面に付着して、茶葉が浮かび上がります。浮かんだ茶葉は水分を含んでゆっくり沈み、熱湯の対流により上下に動き始めます。
時間が経つとお湯の中の酸素が減り、十分に水分を吸った茶葉は沈んでいきます。このようにポットの中で茶葉をジャンピングさせると、紅茶のおいしさが引き出せますよ。
ジャンピング失敗例
沸騰させすぎた場合
お湯を沸騰させすぎると、水の中に含まれる酸素が少なくなってしまいます。そうすると茶葉が下に沈みジャンピングが起こらなくなるため、おいしい紅茶を淹れることができません。
沸騰不足の場合
十分に沸騰していないお湯を注ぐと、対流が起こりにくく茶葉がほとんど浮きあがってしまいます。
茶葉が水分を吸わないので、紅茶の成分が抽出されず水色も薄くなってしまいます。
茶葉が水分を吸わないので、紅茶の成分が抽出されず水色も薄くなってしまいます。
「酸素を含んだ沸かしたての熱湯を勢いよく注ぐ」がジャンピングのコツ!
ジャンピングさせるコツは「酸素をたっぷり含んだ沸かしたての熱湯」を勢いよく注ぐこと!水道水を使う際は、蛇口から勢いよくやかんに注ぎ、酸素を水にたっぷり含ませましょう。紅茶は水の味わいがダイレクトに風味に影響するので、浄水器などを通した飲んでおいしい水を使ってくださいね。
対流しやすいように丸い形状でちょうどよいサイズのティーポットを使うこと、温度を下げないようにポットを温めておくこと、乾燥したフレッシュな茶葉を使うこともジャンピングさせるポイントですよ。
ジャンピングで紅茶のおいしさを引き出して、ティータイムを楽しもう!
紅茶の風味を上手に引き出すのに大切なジャンピング。ポットの中で茶葉を躍らせることで、風味豊かなおいしい紅茶を淹れることできますよ。酸素を含んだ沸かしたての熱湯を勢いよく注ぐことがポイント!おいしく紅茶を淹れて、ティータイムを楽しんでくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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