ライター : macaroni 編集部

いちごパフェが大人気!農園カフェ ラローサ

Photo by 木下 誠

三重県松阪市の三雲・嬉野地域ではいちご栽培が盛んです。農園カフェ ラローサではいちごの販売とパフェを提供する人気のお店。5棟のハウスで栽培し、収穫時期は12月〜6月中旬頃まで続きます。

Photo by 木下 誠

店内はカウンター席で統一され、窓際から光が差し込む明るい店内。ここでパフェが食べられる喫茶といちごの販売を行っています。収穫時期は、毎年いちごを待ちわびるお客さんたちで大賑わい。

いちごは大きさによって値段は変わりますが、1パック500円〜800円ほど。いちごがふんだんに使用されたパフェは2種類あり、今年からお子さまパフェ(800円)もスタート。三重県で主流の品種、章姫(あきひめ)が食べられます。

甘いいちごをふんだんに使った人気パフェ

Photo by 木下 誠

パフェ 1300円(税込)
パックに4〜5個ほどしか入らない特大サイズはお客さんに大人気!章姫は細長い形が特長で、酸味は控えめで甘さが際立つ味わい。果肉はやわらかくとても瑞々しいです。パフェはいちごで埋め尽くされ、自家製いちごソースもたっぷり!甘いいちごを思う存分頬張ることができますよ。

ちなみに旬が終わる時期は、小粒サイズのいちごを「ジャム用いちご」として1キロ800円という大変お得な価格で販売しています。

子どもも大人も笑顔いっぱいになれる農園カフェ ラローサで絶品いちごパフェを味わってみませんか?運が良ければ、農家さんが飼っている猫ちゃんもお出迎えしてくれるかもしれません。
店舗情報

のぼりを出すと即完売。加藤農園いちご直売所

Photo by 木下 誠

次に紹介するのは、ドライブスルー形式で購入できるいちごの直売所「加藤農園」です。特に天気の悪い日や小さなお子さんがいるご家庭は車を降りることなく購入できるので、とても便利だと大好評。ただし、年末など混む時期はドライブルスルーは閉鎖されるため、ご注意ください。

いちご大福やいちごプリンも販売!

Photo by 木下 誠

ご自宅の裏にハウス栽培があり、朝収穫して直売所で採れたてのいちごを販売。品種は章姫とよつぼしを栽培し、サイズはさまざまですがなるべく手をかけて大きいいちごを作っているんだそう。大きいサイズで1パック550円ほど(季節により価格は変動します)。大粒ダイヤのようなビッグサイズのいちごや贈答用のいちごも販売しています。

また、近くのケーキ屋さんにも卸しているため、コラボしていちご大福やいちごプリンの販売も行っていますよ。

Photo by 木下 誠

朝の9時半からのぼりと看板を立てて営業していることを知らせると、午前中に売り切れることもしばしば。たくさんのお客さんたちが買いに来るため、取材時も残りわずかないちごしかありませんでした。

直売所のほか、地元のスーパーなどでも購入できます。いちごが収穫できれば毎月15日は特売日!傷がある場合も少しお安く買えるようです。Instagramではこのようなお得情報が常に流れているため、フォローしておくと良いですよ!来店するなら早めがおすすめです。
店舗情報

ぶたまんが食べられる電気屋!? ムトウデンキ

Photo by 木下 誠

松阪駅から車で15分ほどの場所に、街の電気屋「ムトウデンキ」があります。なぜ電気屋を訪れたのかと言うと、外観の看板にもあるように「超肉肉しい、松阪みそ豚まん」を販売しているため。ムトウデンキでは家電製品を販売する傍らぶたまんの販売も行っています。

Photo by 木下 誠

家電の案内よりぶたまんののぼりが目立ちますね。力の入れようは公式サイトを見ても理解できます。のぼりには、「しいたけ屋が作った新名物松阪みそぶたまん」とあります。家電の印象がどんどん薄れ、豚まんの謎を紐解きに店内へ入ります。

ぶたまん押しがすごい!本当に電気屋?

Photo by 木下 誠

入り口正面にぶたまんが入った冷蔵ケースがあり、やはりぶたまん押し!店主に話を伺うと、きっかけは2011年3月11日の東日本大震災が起きたことによる計画停電。自分たちの電気を賄う必要があると太陽光発電を始め、行き着いた先がぶたまんの販売でした。

太陽光発電の空間を活かし原木しいたけの栽培をスタート。ある日三重県の偉人で北海道の名付け親である松浦武四郎のイベントで北海道を訪れたことから、そこで出会ったお肉屋さんと手を組み、原木しいたけを使ったぶたまんの商品開発が始まりました。北海道で製造し、できあがった商品をムトウデンキで販売します。今ではぶたまんを目当ていらっしゃる方も多いんだそう。

最新家電で温めてくれる粋なサービス!

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松阪みそぶたまん 濃厚みそ500円(税込)、まろやかチーズみそ500円(税込)、あんまん350円(税込)
ぶたまんは松阪みそぶたまん 濃厚みそ、まろやかチーズみそ、最近発売したばかりのあんまんの3種類。地元のスーパーシャディや後ほど紹介するごん豆(ごんず)、地元のガソリンスタンドなどで購入できるほか、名古屋の電気屋さんにも卸しているんだそう。一年中販売しています。

なんと電気屋さんの利点を活かし、最新家電で温めてくれますよ。電子レンジで2分半〜3分ほど。さらに庫内で10秒ほど置いてから取り出すとふっくら仕上がります。

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松阪みそぶたまん まろやかチーズみそ
北海道産の豚のミンチ、松阪産の原木しいたけ、秘伝の赤味噌を使用した餡は旨味と香りがよく、ボリュームたっぷり。チーズはとろっと、あんまんは黒糖入りのあんこを使用してコクのある甘さ。どれもおすすめです!

ぶたまんの認知度も上がり、帰省時期は大量に購入される方も多いんだそう。電気屋さんが販売するこだわりのぶたまん、ぜひ食べてみませんか?すぐにでも食べたいという方は発送も行っているので、公式サイトをチェックしてみてください。
※直接買いに行く場合は道幅が狭く駐車場がないため、近くの「シャディ サラダ館みくも店」でご購入ください。
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地元の食材がそろう。旬前耕房 ごん豆

Photo by 木下 誠

松阪駅から車で15分ほど、広大な田んぼや畑のすぐそばに旬前耕房ごん豆(ごんず)があります。この地域に暮らす農家が地域の農業と農地を守るために設立した(株)権現前営農組合が運営し、地元の新鮮な野菜やお米、加工品、お惣菜やおにぎりなどの販売を行っています。

Photo by 木下 誠

産地直送の採れたて野菜や果物が並び、冷蔵ケースには漬物や大豆の加工品などいろんなものを少しずつ扱っているため品数が豊富です。特に地域の名前がついたうれしの大根や嬉野大豆、またブランド米である「権現米」は、松阪牛の完熟堆肥を使用して作られる自社栽培の作物。松阪の伝統野菜である松阪赤菜の塩漬けも名物ですよ。

なかでも、嬉野大豆は、味噌やピクルス、枝豆ペーストなど加工品も豊富!農業が盛んな三雲・嬉野地区ならではのラインアップです。

うれしの大根は地元ではお土産になる!?

Photo by 木下 誠

なかでもうれしの大根は遠くから買いにくる人もいるほど。贈答用の袋に入れ、年末年始の挨拶やお土産に配る方もいるんだそう。1本2キロから大きいもので4キロほどある特大サイズが売りです。

松阪市以外で加工される、伊勢志摩産の焼きのりや伊勢うどんなど三重県内近隣エリアのお土産もありますよ。

Photo by 木下 誠

入り口そばのカウンターには、地元の食材をふんだんに使用したお惣菜や握りたてのおにぎりが並びます。おにぎりで使用するお米は、お店の目の前の田んぼで作る「権現米」を使用。

ひとつずつ握る愛情おにぎり

Photo by 木下 誠

おにぎりのオーダー方法は、紙に食べたいおにぎりをチェックしてお店の方に渡します。一番人気は鶏ねぎみそ。そのほかしいたけやしょうが、味ごはん(炊き込みごはん)、その日限定のおにぎりなど15種類ほどありますよ。

Photo by 木下 誠

130gのごはんで握るおにぎりは、大きめサイズで食べ応えがあります。注文した鶏ねぎみそは甘辛く、ごはんとよく馴染み食べ進める手が止まりません。きざみしょうがをまぶしたおにぎりもおすすめ。しょうがの香りがふわっと香るしょうが好きにはたまらないおにぎりです。温かい豚汁もセットで頼めば、おにぎりをおいしく食べる準備は万全です!

地元の食材や三重県のお土産がそろうごん豆は、とにかく種類が豊富なため、見て楽しい地元名物を発見できるおすすめのスポットです。ぜひ訪れてみてください。
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松阪のにんじんを使った人参ジュースが話題

Photo by 木下 誠

松阪のお土産はたくさんありますが、人気商品はまだまだあります。とても鮮やかな色が目を引く「松阪人参ジュース」は、20代の女性就農者が商品化して話題になっています。

上司が楽しそうに農業をする様子に影響を受け、農家の道に進むことを決意。最初はさつまいもとブロッコリーの栽培から始まり直売所で販売すると、「おいしい!」とまたたく間に評判が広がりました。そこでにんじんジュースを作ってみないかと声がかかり、商品化に向けて取り組んだそう。

Photo by ファームステージ株式会社

にんじんをまるごと使うため、納得の味になるまで栽培方法を研究。現在、栽培に成功した糖度10度以上の甘いにんじんを使う人参ジュースは大変好評です。スムージーのようなどろっとした舌触りでにんじん特有の甘さが特長。着色料、香料、保存料は一切使用しておらず安全安心。にんじん嫌いのお子さんも飲めると人気です。30%のりんごを加えた「松阪人参と林檎のミックスジュース」もありますよ。

街歩きのお供や松阪のお土産にいかがでしょうか。健康を気にする方へのギフトにもおすすめですよ。
◆商品概要
商品名:「松阪人参ジュース」「松阪人参と林檎のミックスジュース」
内容量:200ml/本
価格:1,715円(税込)〜/お試し2本セット
社名:ファームステージ株式会社
販売先:ごん豆、道の駅 飯高駅、まつさか交流物産館、通販サイト、ほか
※すべて国産(にんじんは松阪産)の材料を使用しています

三雲・嬉野地区はいちごとぶたまん、地元食材に注目!

三雲・嬉野エリアは、いちご農家さんの直売所や電気屋さんのぶたまん、新鮮な地元食材が集まるお店など、見どころやおいしいものがたくさんあります。松阪駅からいずれも車で15分ほどなので、松阪市内の観光とセットで訪れてみてください。
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