ライター : macaroni 編集部

岡山・奈義町、湯郷ってどんな街?

Photo by macaroni

岡山県の北東部に位置する奈義町は、那岐山麓にあり自然豊かな町。樹齢推定900年の大イチョウや滝など、雄大な自然を感じるスポットがたくさん。横仙歌舞伎や現代美術館などの伝統芸能やアートも盛んで、さまざまな観光客が日々訪れています。

続いて、湯郷温泉があるのは、奈義町に隣接する美作(みまさか)市。豊かな山々の緑と田園が広がり、ゆったり落ちついた街です。市の西部に位置する湯郷温泉は歴史ある名湯。

豊かな自然や温泉でゆったり癒されたり、自然が育んだ野菜やフルーツを活かしたグルメを満喫したり、いろいろな楽しみ方ができますよ。

SNSで話題のスポット!「奈義町現代美術館」

Photo by macaroni

ユニークな外観が目を引く「奈義町現代美術館」。「金沢21世紀美術館」や直島の「地中美術館」など、絶大な人気を誇る“体感型の美術館”の先駆けとして誕生しました。日本を代表する建築家・磯崎新氏が手掛け、3組のアーティストの巨大作品が展示されています。

とってもおしゃれな写真が撮れると、若い女性を中心にSNSで話題を呼んでいるスポット♪

展示室 大地「うつろひ」

Photo by macaroni

入ってすぐにあるのは、宮脇愛子氏による作品「うつろひ」。ステンレスのワイヤーが縦横無尽に弧を描く不思議な空間です。石の上を歩くと、石の音やワイヤーのうねりを感じて作品と一体になる感覚に。

ワイヤーや光の陰影を生かして、異空間にいるようなショットを撮りましょう。

展示室 太陽「遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体」

Photo by 土居雄一

©1994 Reversible Destiny Foundation
続いて、荒川修作+マドリン・ギンズ氏による巨大な筒状の作品。不思議なタイトル通り、非日常の世界に迷い込み、時空の歪んだような感覚を全身で体験できます。

床と天井には鉄棒とベンチとシーソー、左右の壁には京都龍安寺の石庭を模したモチーフ。上下左右がわからなくなる不思議な感覚です……。

Photo by macaroni

©1994 Reversible Destiny Foundation
ここで撮りたいのは、逆光を生かしたシルエット写真!鉄棒やシーソーで遊びながら、アーティストのような映え写真が簡単に撮れちゃいます。

ワンピースやスカートなど、ふわりとした服装で行くのがおすすめ♪

展示室 月「HISASHI-補遺するもの」

Photo by 土居雄一

最後は、岡崎和郎氏による作品。三日月を模した空間の壁に配された庇(ひさし)のオブジェ。反響する音を全身で感じ、ベンチで休憩することで、普段感じない“癒し”を体験できるというものです。

建物を大きく使った写真を撮ることで、ここにしかないスケール感を表現することができますよ。

限定パフェも必見!2024年開催の「森の芸術祭」

また、2024年9月28日〜11月24日に県北エリアで開催される「森の芸術祭」も必見。「奈義町現代美術館」はもちろん、岡山県内12の市町村で、世界中のアーティストによる作品を展示します。

展示と合わせてチェックしたいのが「森の芸術祭」限定のフルーツパフェ!開催エリアの食の豊かさをパフェというかたちに集約し、アート作品のような美しさで表現しています。

パルフェ レザン(左)、パルフェ ポワール・マロン(右)

Photo by 森の芸術祭

「パルフェ レザン」は美咲町のピオーネと県産のシャインマスカットを贅沢に使用したパフェ。さまざまな食材が繊細に組み合わされており、多層的なおいしさを奏でます。

「パルフェ ポワール・マロン」は梨と栗の組み合わせで秋の風情を楽しめるパフェ。みずみずしい新見市の梨と、濃厚な風味をもつ勝央町の栗を見事に調和させた逸品です。

目でも舌でも楽しめるパフェ、アート巡りとともに満喫してみてはいかがでしょう。

癒し空間でランチ「カフェ&デリ チュロ」

Photo by macaroni

奈義の味覚を堪能できるカフェ「Cafe&Deli CHURRO(チュロ)」。2014年の創業以来、地元民を中心に愛され続けています。

ウッディなお店は外も中も緑いっぱい。観葉植物やドライフラワー、アンティーク雑貨などが並び、うっとりするほどおしゃれ♪ 「奈義町現代美術館」から徒歩6分と近いので、合わせて訪れるのもいいでしょう。

Photo by macaroni

同店の自慢は、奈義和牛や奈義黒豚を中心に、奈義町の食材にこだわったビストロ料理。この日は、奈義和牛のハンバーグをメインとしたコース料理をいただきました。

前菜はほっと癒されるかぼちゃのポタージュ、やさしさ溢れるキッシュ、肉とスパイスが好バランスなテリーヌなど。素材ひとつひとつを大切に活かすこだわりを感じます。

Photo by macaroni

主役のハンバーグは、奈義和牛のイチボを使用。粗めの肉がぎっしり詰まっていながら、やわらかな食感です。赤身の旨みと脂身のコクが楽しめ、やさしいソースと合わさってスッキリといただけます。

日本人に馴染みのある洋食のような仕上がりで、いくらでも食べたくなるおいしさ!

今後は、奈義町の食材を使うメニューをもっと増やしていくそう。おしゃれな空間でおいしい料理、奈義町の魅力を目でも舌でも堪能してみてください。

レトロかわいいに出会える「湯郷温泉街」

Photo by 土居雄一

平安時代に発見されたという湯郷温泉は、全国的に知られた名湯。温泉宿はもちろん、無料足湯や日帰り温泉施設などで気軽に楽しめます。美肌づくりの湯として知られるので、女子旅にもってこい♪

湯郷温泉街は、温泉以外にも見どころがたくさん。昭和の風情漂う街には、「てつどう模型館&レトロおもちゃ館」「オルゴール夢館」など、懐かしさのあるスポットが並びます。

昭和館

Photo by macaroni

そのなかで、ひと際目を引くのが「昭和館」。“懐かしい昭和時代へタイムスリップ!”をテーマに、ブリキのおもちゃや貴重なマンガの展示、小学校の教室を再現した部屋、射的体験コーナーまで、古き良き昭和の時代がギュギュッと凝縮されています。

Photo by macaroni

プラモデルの箱やポスター、ミニカーなど、貴重なお宝3万点ほどをずらりと展示。どれも味があり、ずっと見ていられます
これだけの品がそろって入場料が大人400円、小学生以上200円とリーズナブルなのも嬉しいポイント。

あの時の懐かしい思い出に浸ったり、まだ知らないレトロかわいいモノに出会ったり、誰でもノスタルジックな気分に浸ることができますよ。

岡山フルーツを使ったスイーツ♪「農園カフェ湯郷」

Photo by macaroni

湯郷温泉街にある美作農園が直営する「農園カフェ湯郷」。農園で採れたいちごやぶどう、岡山県産のフルーツを使ったスイーツをいただけます。

1階2階でのイートインはもちろん、併設された「湯の華ガーデン」(写真右)できれいな花々に囲まれながらスイーツやピクニックを楽しむのもおすすめ!お花を浮かべる”華足湯”やブランコなど、SNS映えするスポットがたくさんありますよ。

Photo by 土居雄一、macaroni

農園のフルーツを使ったプリンや大福、オリジナルのジャムも人気。お土産に喜ばれますよ♪

いちごパフェ(左)、チョコいちごパフェ(右)

Photo by macaroni

通年提供している「いちごパフェ」「チョコいちごパフェ」は、大人から子どもまでに人気の逸品。農園で採れたいちごを、アイスクリームやジャム、ソースなどいろいろな形で楽しめます。生クリームもたっぷりで、食べ応え抜群!

もちろん、季節のフルーツを使った贅沢なパフェやタルトもあるので、訪れたときの旬の味を満喫してみてくださいね。散策で疲れた体が、一気にリフレッシュされますよ。

奈義町&湯郷で、“おしゃれかわいい”を巡ろう

岡山・奈義町と湯郷には、女性に人気のおしゃれスポットがたくさん。アートにグルメにレトロスポットに、さまざまな“おしゃれかわいい”に出逢えますよ。岡山の旬を楽しみながら、最高の思い出を作ってくださいね。

取材・文/道岡直宏(macaroni 編集部 )

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