乳酸菌が摂れるヨーグルトに混ぜる

ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌が含まれます。「プロバイオティクス」と呼ばれ、生きたまま摂取することで、腸内に善玉菌としてしばらく存在してくれます。住みつくことはないため、こまめに摂取することが必要です。悪玉菌の増殖を抑えて、腸内環境を整えるのに役立ちます。

また、善玉菌は大腸に到達する前に死んでしまっても、善玉菌の体を作る成分に役立つとされています。きなこと合わせて、積極的に摂取するとよいでしょう。(※10,11)

乳糖が含まれる牛乳と飲む

きなこを牛乳に混ぜて飲むのもおすすめです。牛乳に含まれる乳糖は一部が消化されないまま大腸に届き、腸内細菌によって分解されて酸が作られます。

作られた酸によって大腸が酸性に傾いた状態は、善玉菌に優位な腸内環境です。同時に腸を刺激してぜん動運動を促し、便秘対策にも役立ちます。(※12)

水分も一緒にしっかり摂る

便の70~80%は水分だと言われています。水分が不足すると便は固くなって移動しづらくなり、便秘の原因となる可能性があります。健康な便を出すには、きなこで食物繊維を摂取するだけでなく、水分も十分に摂るように気をつけましょう。

また、水分を摂る際はこまめに摂取することと、常温やぬるめの温度にすることもポイントです。(※1,13)

【Q&A】きなこを食べ過ぎると便秘が悪化する?

A:きなこを食べ過ぎると便秘は悪化することもあります。

きなこには便秘対策に役立つ不溶性食物繊維が豊富に含まれます。しかし、不溶性食物繊維ばかりを摂り過ぎると便がかたくなると同時に大きくなり、排泄しづらくなる、お腹が張るなどの症状が出る場合があるため注意が必要です。

きなこは食べ過ぎないようにし、前述したように一日あたり大さじ2~3杯を目安にしましょう。(※2,6,8,14)

【Q&A】便秘対策のためにきなこを毎日食べてよい?

A:きなこは一日あたり大さじ2~3杯であれば毎日食べても良いでしょう。

過剰摂取すると、不溶性食物繊維の摂り過ぎによって便秘の悪化につながるおそれがあります。食べ過ぎないようにすることが大切です。(※2,6,8,14)

【Q&A】赤ちゃんの便秘対策にきなこを取り入れてよい?

A:離乳食中期以降の赤ちゃんの便秘対策の場合は、きなこを摂り入れて良いでしょう。

きなこは7~8か月頃から離乳食に使用できますが、風味づけ適度に使うとの情報があるため、摂り過ぎないように気をつけてください。

離乳食に混ぜる以外にもボーロのように間食にするのもおすすめです。ただし、なかには大豆アレルギーを持つ子もいるため、アレルギー症状が出ないか注意して摂り入れましょう。(※15,16,17)
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