殺菌作用のある「イソチオシアネート」

大根の辛み成分であるイソチオシアネートは、大根をすったり切ったりすることによって細胞が破壊され、生成されます。

イソチオシアネートには肝臓の解毒作用を活性化させるはたらきや殺菌作用、消化を促進するはたらきなどがありますよ。(※8)

でんぷんの消化を助ける「ジアスターゼ」

大根にはアミラーゼやプロテアーゼ、リパーゼといった消化酵素が含まれますが、そのうちのひとつがでんぷんの分解酵素であるジアスターゼです。

ジアスターゼはおもにでんぷんの消化を助けるため、炭水化物を多く含む食品を食べ過ぎたときに役立ちますよ。(※9,10)

大根の栄養を効果的に摂る方法

効果的な大根の食べ方

  1. 大根おろしにして食べる
  2. 皮ごと食べる
  3. 葉も食べる
  4. 煮込む場合は煮汁も食べる

大根おろしにして食べる

大根の辛み成分であるイソチオシアネートは、大根をすりおろしたり切ったりすることで生成されます。そのためイソチオシアネートを摂取したいときは、大根おろしにして食べるのがおすすめですよ。

イソチオシアネートは根の先にいくほど多く含まれます。またイソチオシアネートは揮発性なので、辛みが好きな人は食べる直前にすりおろすといいでしょう。(※10)

皮ごと食べる

大根の皮付近には、ビタミンCや辛み成分のひとつであるミロシナーゼが多く含まれます。また皮付きの大根の方が食物繊維を多く摂取できます。そのため大根は皮ごと食べると、より効率よく栄養素を摂れますよ。(※11)

葉も食べる

大根の葉は根と比べて、ビタミンCや葉酸、カリウム、カルシウムといった栄養素を多く含みます。また根には含まれないβ-カロテンも含むため、捨てるにはもったいない立派な食材です。

栄養豊富な大根の葉は、こまかく切ってふりかけにすると簡単にアレンジできますよ。(※12)
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