ライター : とも花

料理家 / レシピライター

この記事でわかること

夏から秋が旬のなすは、加熱すると皮が茶色く変色する問題があります。加熱前に皮に油を塗るだけで、色褪せを防ぐことができます。

ほかにも色止めの方法はありますが、手軽で簡単なこの方法が人気です。

なすの色が悪くなってしまう理由は?きれいな色を保つ方法

Photo by とも花

加熱すると皮が色あせてしまうのは、なすの色素が水に弱い性質を持っているから。このため加熱時に出てくる水分に触れないよう、皮を油でコーティングするのが色落ちを防ぐコツのひとつとされています。

SNSで注目が集まっているのは、“皮目からフライパンで焼く”、“油で揚げる”などの方法ではなく、加熱前に表面に油を塗るだけという手軽で簡単なやり方。この方法を知った人からは「油で揚げなくてもいいからラクだしヘルシー」「色がきれいだとおいしさが増す」「簡単そうだからやってみたい」という声がたくさんあがっていましたよ。

本記事ではこの方法を用いた下処理のあり・なしで、見た目にどのくらいの違いが表れるのか比較した結果をお伝えします。

油での下処理のあり・なしを比較

手順

Photo by とも花

1本のなすを半分にカット、それぞれ皮に切り込みを入れて片方の皮目には油を塗り、もう片方は何も処理せずレンジで3分加熱します。

加熱後の見た目の違い

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加熱後の見た目がこちら。油での下処理をしたなすのほうはきれいな紫色を保っていますが、処理なしのほうは色があせて茶色っぽくなっているのがわかります。ほんのひと手間でここまで仕上がりに違いがでるのであれば、試してみない手はありませんよね。

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下処理をしたなすをひと口大に切っておひたしにしてみました。彩りがよいとよりおいしそうに見えませんか?

なすの色止めの裏技で見た目もおいしく

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夏から秋が旬のなすは、和・洋・中のさまざまなメニューで頻繁に使われる食材。調理したあとも鮮やかな紫色を保つことで、まず見た目から食欲をそそられ、よりおいしくいただくことができますよ。

なすの色止めにはご紹介したやり方のほかにもいくつかの方法があります。お料理に合わせて以下に記載した方法も、ぜひお試しくださいね。

なすの色止め。そのほかの方法

  1. 酢を加えた湯でゆでる
  2. 素揚げする
  3. 煮物・漬物にはミョウバンを使用する
  4. なすをラップでぴったりと包んでレンジ加熱。ラップのまま冷水にとって冷ます
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