ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

とろろ(山芋)の栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 便通を促す「食物繊維」
  2. でんぷんを分解する酵素「ジアスターゼ」
  3. 糖質の代謝に役立つ「ビタミンB1」
  4. コラーゲン合成に関わる「ビタミンC」

便通を促す「食物繊維」

食物繊維には不溶性と水溶性があります。

不溶性食物繊維は便のかさを増やし、腸を刺激することで便通を促します。腸内環境を整えるため、お通じをよくしたい人におすすめです。

また、水溶性食物繊維は食後の血糖値の上昇をゆるやかにする、コレステロールの吸収を抑制するといったはたらきがあります。(※1,2)

でんぷんを分解する酵素「ジアスターゼ」

とろろはジアスターゼという、でんぷん分解酵素が含まれるため、消化にいいとされています。また、とろろの主成分であるでんぷんは加熱なしでは食べられませんが、ジアスターゼがでんぷんを分解するため、生でも食べられるんです。(※3,4)

糖質の代謝に役立つ「ビタミンB1」

とろろのビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるための代謝に関わり、主食であるごはん、パン、麺などから摂取した糖質の代謝をサポートします。ビタミンB1は熱に弱いため、効率よく摂るなら生のとろろがおすすめです。(※1,2,5)

コラーゲン合成に関わる「ビタミンC」

とろろのビタミンCは肌や骨のコラーゲン合成に関わりますが、体内で合成できず、毎日の食事から摂取することが大切です。

とろろの原料である山芋をはじめ、イモ類のビタミンCはでんぷんに守られているため、調理しても失われにくく、ビタミンC補給に向いています。(※1,2)

とろろ(山芋)の栄養を活かすおすすめの食べ方

おすすめの食べ方

  1. 生で食べる
  2. 丼ものにトッピングする
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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