レトルトおでんの賞味期限切れはいつまでOK?

賞味期限は、検査によって出された「最大の日持ち日数(可食期間)」に1未満の安全係数(おおむね0.8)をかけて設定されています。つまり、“問題なく食べられる期間”よりも、短めに設定されているということです。

そのため、賞味期限が切れたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。

賞味期限ごとの最大日持ち日数(可食日数)の目安

・賞味期限90日間/最大日持ち日数(可食期間)は約112日間
・賞味期限120日間/最大日持ち日数(可食期間)は約150日間
・賞味期限150日間/最大日持ち日数(可食期間)は約187日間
・賞味期限180日間/最大日持ち日数(可食期間)は約225日間

※安全係数を0.8として計算

上記が賞味期限ごとの最大日持ち日数(可食期間)の目安です。

たとえば賞味期限切れから1ヶ月経っている場合、賞味期限90日間の商品では可食期間を超えています。また、賞味期限120~180日間の商品であればなんとか可食期間内ですが、それでもギリギリです。

さらに、賞味期限切れから2ヶ月も経つと、賞味期限180日間の商品でも可食期間をオーバーする形に。安全のためにも、賞味期限を1ヶ月以上過ぎたレトルトおでんは食べるのを避けたほうがいいでしょう。(※6,7,8)

傷んだおでんの見分け方

おでんが傷んでいるか・腐っているかどうかは、見た目・におい・味で判断できます。まずは見た目とにおいをチェックして、明らかな異常がある場合は食べるのを控えましょう。口に含んだときに違和感がある場合も、安全のために処分することをおすすめします。

見た目

・冷えたおでんの表面に白い泡や膜がある
・具材が糸を引いている
・だし汁にとろみがある


おでんの腐敗が進むと、冷えただし汁の表面に白い泡が出てきたり、膜が張ったりすることがあります。また、具材が引いたり、だし汁にとろみが付くことも。

ただし、具材から出た油脂が膜を張るケースもあります。火にかけてみて膜がなくなれば油脂由来の膜の可能性が高いですが、膜が消えない・変なにおいが立ち上る場合は腐っている可能性があるため注意が必要です。

におい

・酸っぱいにおいがする
・すえたにおいがする
・納豆のような腐敗臭がする
・いつもとは違うにおいがする


おでんの表面にそっと鼻を近づけてにおいを嗅いだとき、上記のような違和感があったら食べるのを控えましょう。とくにすえたにおいがする場合は、腐敗がかなり進んでいる可能性があるため、早めに処分してください。

・酸っぱい味がする
・舌に刺激を感じる
・粘り気がある


おでんは汁から腐敗が進むことが多いです。汁を口に含んだときに酸っぱいにおいがしたり、舌にぴりぴりとした刺激を感じたりした場合は、吐き出しましょう。食べたときに口の中で粘り気を感じる場合も要注意。少しでも異常を感じたらすぐに処分するようにしてください。
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