セブンで買ってよかった新作スイーツ！「生食感カヌレ」の不思議食感に甘党も納得

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ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

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セブン-イレブンから「生食感カヌレ」が登場！

Photo by muccinpurin

価格：237.60円（税込）

2022年8月16日（火）、セブン‐イレブンから新作スイーツ「生食感カヌレ」が発売されました。

ここ数年でパティスリーでも見かける機会が増えたカヌレ。最近ではパティスリーだけでなく、カヌレ専門店までできるほどの盛況ぶり。1990年代半ばに続き、カヌレブームがふたたび盛り上がっています。

カヌレとどう違う？生カヌレとは

そもそもカヌレとは、フランスボルドー地方で昔から愛される郷土菓子。卵、牛乳、薄力粉、砂糖、香料を混ぜた生地を専用の方で焼き上げ、外はカリッと中はもちっとした食感が特長。フランス語のカヌレ＝溝を付けるという意味が名前の語源になっています。

ここ数年カヌレのトレンドとなっているのが生カヌレ。焼き上げて冷やしたカヌレに生クリームをたっぷり絞った、焼菓子と生菓子のいいとこ取りスイーツ。こんもりと絞られたクリームのかわいらしさも相まって、パティスリーやカヌレ専門店でも注目を集めています。

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生食感カヌレの原材料は、牛乳（国内製造）、砂糖、卵、米粉、クリーム、バター、小麦粉、香料など。

むずかしそうなイメージのカヌレですが、使われる材料も工程もいたってシンプル。卵、牛乳、粉類、砂糖を混ぜた生地を寝かせ、カヌレ型に入れて焼くだけなんです。もちろん生地の寝かせ時間や型の材質、焼き時間によってできあがりが大きく異なるため一筋縄ではいきませんが、身近な材料だけで外はカリカリ中はモチモチに仕上がるなんて、不思議ですよね。

米粉を使ったモチモチ食感

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セブン-イレブンの生カヌレは、カヌレだけの高さは約3cm、クリーム部分まで含めると約4cm。袋にクリームが付かないように貼られたフィルムをはがしたためやや不格好ではありますが、焦げ茶色のカヌレに真っ白なクリームがよく映えます。

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カットしてみるとご覧の通り、生地はしっかりとした卵色でなめらか。気泡があまり見られないことから、卵の割合が多いのかしら？多くの生カヌレはカヌレを裏返して生地の中までホイップクリームが絞り込まれていますが、セブン-イレブンの生食感カヌレはカヌレのトップに控えめにホイップクリームが絞られている感じです。

ホイップクリームは濃厚すぎず、甘さも濃度も比較的あっさり目。カヌレのよさを引き立ててくれるので、控えめ加減はちょうどよく感じました。

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“生食感” を謳う生地は、たしかにしっとりもっちり。総じてどのカヌレもモチモチとした食感ではあるものの、もち粉を使っているためか特にモチモチ感が強く何とも言えない独特の食感です。

カヌレと言われればカヌレですが、かなり固めのプリンっぽい印象（プリントカヌレは材料がほぼ一緒なので当然ですが）。狙ってか偶然か、表面のカリカリはあまり感じられず。表面のカリカリと中のモチモチのコントラストを楽しみたい方には、ややがっかり感じられるかもしれません。