サラダのドレッシングに活用する

ココナッツオイルはドレッシング作りにも活用できます。ココナッツの香りがついているものであれば、エスニックな風味が楽しめますよ。

カロリーは一般的なサラダ油とほとんど変わりませんが、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸を多く含むという特徴があります。消化・吸収が速くエネルギーになりやすいため、ダイエット中のサラダのドレッシングにぴったりです。(※1,10,13)

ダイエット中にココナッツオイルを食べるときの注意点

注意点

  1. 食べ過ぎに注意する
  2. 食材に含まれる脂質にも気をつける
  3. ココナッツオイルだけを食べない

食べ過ぎに注意する

ココナッツオイルには、素早くエネルギーとして使われる、中鎖脂肪酸が多く含まれています。しかし、大さじ1杯(13g)あたりのカロリー116kcal、100gあたりでは889kcalと、摂り過ぎはカロリーオーバーを招く原因になります。

そのため、ダイエット中は食べる量を決めることが大切です。ココナッツオイルを炒め物に使ったり、飲み物やスープなどに混ぜたりするときは、小さじ1杯程度を目安にしましょう。

また、ココナッツオイルは一度に摂取する量が多いと、お腹がゆるくなることがあります。初めて使うときは、少量からスタートしましょう。(※1,10,14,15)

食材に含まれる脂質にも気をつける

ダイエット中にココナッツオイルを意識的に摂る場合は、一緒に食べる食材の脂質にも注意しましょう。

例えば、肉類は部位によって脂質の量が大きく変わります。ダイエット中は脂身の多い豚バラ肉や豚ロース肉より、赤身の豚ヒレ肉を選ぶのがおすすめですよ。

ココナッツオイルと合わせて、一日で摂取する脂質が必要エネルギーの20〜30%を超えないよう、使う食材にも気をつけることが大切です。(※6,16,17,18)

ココナッツオイルだけを食べない

体にうれしい作用があるココナッツオイルですが、食事の代わりにココナッツオイルだけを食べる、というダイエットはおすすめできません。

ココナッツオイルには脂質が豊富ですが、ほかの栄養素はほとんど含まれていないため、単品食べを続けると必要な栄養素が不足してしまいます。

偏った食事は健康を損なう原因になるので、いろんな食材と組み合わせて、ダイエット中も栄養バランスを大切にしましょう。(※10,19)

【Q&A】ココナッツオイルコーヒーはダイエットに効果的?

A:ココナッツオイル・コーヒーともに、脂肪の燃焼にかかわる成分が含まれています。

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸には、脂肪細胞を燃焼させる、アディポネクチンの濃度を高める作用があります。また、コーヒーには体脂肪の燃焼を助けるカフェインや、肝臓に脂肪が蓄積するのを抑える、クロロゲン酸というポリフェノールが含まれていますよ。

ココナッツオイルを料理に使うのがむずかしい方や、日常的にコーヒーを飲む習慣がある方は、ココナッツオイルコーヒーを試してみるのはいかがでしょうか。(※4,5,20,21)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ